脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【記録用】【2022年3月】購入したCDについて(少年隊 / THE シンナーズ)

こんばんは。

先週は2022年1月と2月に購入したCDの記録を書きましたが、2022年3月に購入したCDはこちらの2枚でした。

■少年隊 / What’s your name?
■THE シンナーズ / フー・ザ・シンナーズ~このスピードについてこれるか~

少年隊は3月にラジオで聴いた「いけない恋人」が忘れられず、収録されているCDを探して買いました。商品自体は中古のシングルCDですが廃盤&貴重盤なのでお値段は4000円くらいでした。

シンナーズは2月に見た配信ライブがすごくよかったので(レポで書いてるコレですね→https://since202103.hatenadiary.com/entry/2022/03/21/094754 )とりあえず挨拶代わりに1stフルアルバムをポチした...という感じです。

ちなみに、これはあくまでも私個人の主観であり、記録用です。予めご了承下さい。


■少年隊 / What’s your name?

今回購入したのは2曲入りの8cmシングル(カラオケなし)です。3月27日放送のラジオで聴いたカップリング曲「いけない恋人」が好きすぎて軽率に手を出してしまいました(そして3月中に届いた)。そのラジオの放送後、有識者の方が「いけない恋人」はプレゾン「Vacation」のサントラに収録されている「禁じられたMadrigal」の原曲だとツイートされていたのを見て、とても驚きました。何故なら、わたしはそのサントラを買って聴いていたのに「禁じられたMadrigal」の印象がすごく薄かったので...こんなに素敵な曲の原曲に無反応な自分を説教したい気持ちに駈られました(とりあえず一人で大反省会をしました)。

同じラテン系の東山さんソロ曲なら「フィエスタ・de・VENUS. 」の方が個人的にインパクトがあると感じたので「禁じられたMadrigal」の印象が薄くなってしまったのだと思われます。

こういうバージョン違いの曲(歌詞もタイトルも違うけど同じ旋律)ってV系バンド界隈ではよくあるんですけど、今回の「禁じられたMadrigal」の原曲が「いけない恋人」だということを知り、ジャニーズ界隈にもこういう手法があるんだ!と、親近感を覚えるなどしました。聴き比べたりするの、楽しいですよね。どこがどう変わってるのか確かめる作業や、どうしてこの歌詞が変わったのか妄想を巡らせるの、割りと好きなのです。

では、CDを購入した経緯&なれそめ話はこれくらいにして肝心の曲のことを書きますね。


『What’s your name?』
要するに夏のビーチでナンパをする歌です(情緒のカケラもない言い方だな...すまん)。いきなり初対面の、名前も知らない人に向かって「愛してるよ」とか「貴方が欲しい」とかめちゃくちゃ重くないですか...と思うのは時代のせいなのかな?この頃のナンパはこういう突撃プロポーズみたいな態度がウケたのかしら。リリース時の1988年といえばバブルのど真ん中なので、今とは恋愛の価値観がまるで違うでしょうねおそらく...知らんけど...。

“恋はいつも礼儀知らず”という歌詞が出てくるので主人公は失礼なことをしてる...という自覚はあるみたいですね。そんな感じで歌詞は浮かれまくっているしチャラいのですが、曲自体はいちいちスタイリッシュでカッコいいです。このスタイリッシュさをまとっている超人が相手だったら、いきなり初対面で「貴方が欲しい」とか突拍子もないことを言ってきても嫌な気しないだろうね...とか思ったりもします(そんな経験は無いから知らんけども)。

音の印象ですが、ベースが割りとずっとチョッパーで、一曲通してベースが目立ち続けています。普段ベースを気にしない私でもベースに気を取られるレベルです(贅沢にも歌をBGMにベースを耳で追ってる時もあります...この頃の少年隊の曲ってベースが本当にカッコいいので!)。ライブハウスで躍りながら聴きたい一曲です。そして今聴いても、良い意味であまり懐メロっぽくなく、洗練された音ですよね(あくまでも私の趣味です)。

そういえば2021年の年始にKinKi Kidsが無観客配信ライブでこの曲(とFUNKY FLUSHIN')をカバーしてましたけど、ギュンギュンに踊り倒さなくてもめちゃくちゃオシャレでカッコよかったですね(余談ですが光一くんがちゃんと合の手ヴィーナスしてくれたのが嬉しかった)。時代を越え、世代を超えて愛される魅力のある曲だなぁということをひしひしと感じます。


『いけない恋人』
懐メロにありがちなちょいダサさが癖になる曲です(褒めてます)。レトロで哀愁を感じるメロディーで、ビートを刻むバンドサウンドが心地よいです。ダンスナンバーという感じはあまりなく、個人的には「感じだね......デラ」「ブギウギ・キャット!」「KISS THE SUN」に続くバンドサウンド全開な楽曲だなぁ、と思ってます(個人的にはこういうあまりダンスナンバーじゃない曲、地に足が付いて演奏してる感じの曲がすごくタイプです)。

歌い出しが東山さんなのでド頭から切なさ、妖しさMAXで飛ばしてますねいいですね夏ですね~!わたしは1曲目と2曲目が繋がってると勝手に思ってるんですけど、「What’s~」がナンパ曲だとして、そのナンパでいい感じになったお相手に向けての不安&不満お気持ち表明ソングといったところでしょうかこの「いけない恋人」は(あくまでも個人の感想です)。

元々2人の関係はナンパで始まってるし、遊びと思い思われても仕方ないのにそれがどうして「いけない」のかよく分からんなー、と思うところもありますが(突撃プロポーズ級のナンパをキメてきた主人公が急に“海の中で二人きりで貝になって生きていけたら”みたいなナイーブなこと言うのでどうした?もっといったれよ!と背中を推したくなりますがそういう“いけない”という意味ではないと思う...いや、そういうダブルミーニングなのかな...?)、でもベースが際立っていることはよく分かります。バンド感がメインで、先ほどのキラキラピカピカしたダンスナンバーの『What’s~』とサウンド的には対になってる気がしますけど、歌詞は繋がって1つの物語として読めるっていう...なかなか粋なことしますね。面白いです。

てか、初対面なのに「愛してるよ」とか「貴方が欲しい」とか熱烈なアプローチをしまくっていたのに突然弱気キャラになってどうした!?あの時の無敵さは何処へ!?これが本来のキミの姿なのか?そうか、もう夏という魔法が終わるんだね...よく頑張ったねお疲れ様...というしみじみとした気持ちになります2曲聴き終わる頃には。とりあえず、わがままな季節を一緒に過ごせてよかったですね(季節を越せたかは不明)。

そう。たった2曲なのにこのストーリー展開の早さよ...ある意味これもジェットコースターロマンスですね(違うグループの曲だよそれは)。


という訳で、トータルで聴くと2曲だけですけどめちゃくちゃ満足感ありました!お願いですからB面ベスト盤出して下さいお願いしますJohnny's Entertainment Record様...

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■THE シンナーズ / フー・ザ・シンナーズ~このスピードについてこれるか!~

『天井裏からロックオン』
淳朗さん作曲の、2:39の短い曲。
えー。淳朗さんこんなにカッコいい曲かけんじゃん!て驚きました。セクアン時代、初期の音源で淳朗さんの曲ありましたけど(燃えないうすっぺら、てやつ)お世辞にもカッコいいとは思えなかった...が、しかし!これはいい!ザクザク刻むリズムが渋くてよき。“お前の闇を愛してる”って吐き捨てるように最後畳み掛けるとこがすき。

『デス・トリッパー』
これも淳朗さんの曲(というか、ここからしばらく淳朗さんの曲が続きます)。またしても3分以内で短い。配信ではサビで逆ダイしてたのでライブで盛り上がる...いわゆる煽り系の曲ですね。だからなのか歌詞はあまり意味がないっぽい(特にサビ)けど、パンクバンドなのでそれでいいのだ。

『ピストルミルク』
シャッフル曲。パンクバンドゆえなのか、こちらも歌詞はあまり意味がなさげ。バレー部育ちって何?バビロン育ちとは何だ?(すきだ)
歌詞はふざけてるけど音は渋くてカッコいいですね。

トルエンロック』
Bメロがめちゃくちゃいい(大声)!!速くはないけどキレがあって軽快だし、途中スタスタのリズムが入って嬉しい(ドラマーの石丸さんは大変そう)。これまでで一番歌ものっぽい曲ですね。全体的にコーラスパートが多く、賑やかでライブで盛り上がりそう。頭と終わりのリフが耳に残ります。現時点で、このCDで一番すきな曲かもしれません。

『最狂な男』
曲自体は速いと思うんですけど、この流れで聴くとなぜかこの曲で突然ペースがガクンと落ちたような気がしました(びっくりした)。でも曲自体はかっこいいですよ!そして歌詞に意味があるよ!狂ってる男、というよりはダメ男の自己肯定フルパワーな歌詞ですね(そしてこういう歌詞を書かせると雄大氏は最強ですね)。

『バグリズム』
歌詞カードを見てるとあたまがおかしくなりそうなので、ここはサラッと聞き流します。

『バカが如く』
短い曲だし歌詞も少ないけどイントロかっこいいですね。

『充電煙草』
突然来たよ歌ものっぽい曲。歌詞は...タバコを切らしてイライラしている人の歌かなって思いながら聴きました。

『暴走天使』
このタイトルはグッズにも使われてるのでバンドの代表曲だと思われます。歌詞がめちゃくちゃポジティブでとりあえずすごいなって思いました(頭の悪い感想文でスミマセン)。狂気と前向きの掛け算みたいな歌詞。雄大氏のこういうとこ、好きやでしかし...

『裏メニュー』
なんか雄大氏のプライベートを覗いている気持ちになってしまい、歌詞を見ながら色んな想像が頭の中を駆け抜けました。

『愛脳』
ここに来て沼倉さんの曲!スローテンポな、横ノリな曲。歌詞もシリアスですね。速いだけじゃなく、こういうこともできるのね...と感じる曲です。

トルエンサーフ』
沼倉さん作曲の、1:46のインスト曲。これはハチャメチャにカッコいい!!!ロケンローですよ!!!途中シャウトが入ったりするのでライブでやっても盛り上がりそうです。てか、やって欲しい...


トータルで聴くと30分台の、いかにもパンクバンドという長さのアルバムでした。基本的にスピード狂なアルバムですけど、時折見え隠れする良質なメロディーに、ふと立ち止まって聴き入ってしまいます。配信ライブが楽しすぎたので、このアルバムを聴きながら余韻に浸りたいと思います。配信のアーカイブ視聴には期限がありますけど、CDは半永久的に聴けるのでお得というか実質無料ですよね!と思うなどしました。

【記録用】【2022年2月】購入したCDについて(The SHIGOTONIN / SHAZNA)

昨日1月分を書いたばかりですけど、時間があるうちに2月のも書いておきます。

ちなみに2022年2月に購入したCDはこちらの2枚でした。

The SHIGOTONIN / 鏡花水月
SHAZNA / Melty Case

The SHIGOTONINは1月の必殺仕事人スペシャルドラマのエンディングに流れてて改めていい曲だなと思ったところ、ちょうど少年隊応援店でお馴染みの山野楽器イオンモール鶴見緑地店さまにCDが置いてあることを知り、買いに行ったのです(令和に入ってからここでほとんどのプレゾンCDを買い揃えました&いつも素敵な少年隊コーナーを守って下さってありがとうございます!)。

SHAZNAは1月19日に過去音源がサブスク大量解禁されたので毎日聴いてたところ、そういえばMelty Case持ってなかったな~昔は貴重版で手が出なかったけど今なら買えるかも?と思い、探してみたら割りとお安いお値段で売られていたので買った...という感じです。ちなみにMelty Caseはサブスク解禁されてません(ミニアルバムのRaspberry Timeもね)。

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The SHIGOTONIN / 鏡花水月

『鏡花水月
現在の必殺仕事人(年1ペースでスペシャルドラマをやってる)のエンディングで流れてる曲です。
アコースティックギターアルペジオから始まる美しいイントロ。そこに乗る歌い出しの、東山さんのしっとりした歌声が美しいですね(この時点で“美しい”を2回も使った)。松岡くんと大倉くんの声は雰囲気で「こっちかな?」と思いながら聴きました。大倉くんは今は必殺シリーズからは卒業してますけど、今もエンディングで流れてるのはこの音源ですよね?この三人で歌うのも素敵なのですが、少年隊の三人バージョンも聴きたいな!と思いました(普通に曲がいいので、あの三人でハモるバージョンを聴いてみたいのです)。

涙枯れるまで』
アコースティックギターのカッティングが印象的な曲。1曲目はバラードですが、こっちはアップテンポなダンスナンバーです。でもドラマに使われていた曲なのかは謎。
途中のラップは誰の声だろう...たぶん松岡くんか大倉くんと思われるのですが...
(ちなみにヤフー知恵袋で上がっていた同質問には大倉くんと回答されていました)

ちなみにCDには2曲のカラオケバージョンが収録されております。特に1曲目に関してはメロディーの美しさが堪能できるのでよいです(インスト曲が好きなのでカラオケバージョンが入ってることは有難い)。初回版にはMVのDVDが付いてるらしいです。

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SHAZNA / Melty Case

Melty Love
おそらくこれが初めて世に出たMelty Love...ですよね?「Promise Eve」やメジャーデビューシングルのバージョンとの違いを脳内で比べて楽しみました(色々違いますよねドラムとかギターとかベースとか)。特にサビの一部の歌詞「少しだけ想い出すピュアなあの気持ち」が違うことにビックリしました。わたしはこっちの歌詞の方が人間味があって好きかもしれません。

『TOPAZ』
これも後にミニアルバム「Promise Eve」に入ってますが歌詞やアレンジがかなり違いますね。こっちの方が歌詞は直接的で、サウンドはよりダーク。イントロとアウトロのドラムが好き。ちなみにTOPAZは私が初めて聴いたSHAZNAの曲でもあるので(初めて買った音源がPromise Eveだから)思い出深いんですよね...改めてこの曲が好きになりました。

『Pity for Pinocchio (ボーナストラック)』
歌詞カードをみて「何故ボーナストラックがど真ん中にあるの?斬新...」と思ったのも束の間、うねるベース音の中、めちゃくちゃポップな曲が始まってビックリ。初めて聞いた当時のファンは腰を抜かしたのではないかしら心配だわ...だって「TOPAZ」の後にこの曲を持ってきたら誰だって戸惑いますよ...
ちなみにメジャー1stアルバムに収録されている「Sweet Angel」の原曲がこの曲です。そして歌詞のPinocchioの箇所に「エンジェル」てルビが振られてて2度目のビックリです(そしてエンジェルと発声してる)。IZAMの個性が炸裂している曲ですね。

『O・A・T・H』
なにこの神曲。さっきのPinocchioでの混乱が一瞬で一掃されるほどの破壊力を持つカッコいいイントロ。SHAZNAは非常に再録が多いバンドですけど、この曲は後にリテイクもリメイクもされていないっぽい。何故なのAOIさん...
この歌詞は何を歌っているのかしら。主人公は亡くなって、彼女を遠くからでも守っているよ...という物語なのかな。すごく美しい曲です。バラードではないけど、内容がバラードですね。とにかくAOIさんの伸びやかなギターフレーズが素晴らしいよ...名曲だよ...SHAZNAの好きな曲ランキング(なんだそれは)のTOP3以内に堂々のランクインですよ。

『Scintillate Evening』
ギターのアルペジオから始まる子守唄のようなバラード。これもたぶん後に再録されていない...はず。頭と終わりはギターとボーカルのみ。ギターのアルペジオが美しく、眠気を誘います(褒めてます)。すごく子守唄。おやすみなさい...

トータルすると演奏や歌は粗削りなところがあるものの元の楽曲がとてもいいな...と感じる1枚でした。特に『O・A・T・H』は何なんだ。今までこんな素晴らしい曲を埋もれさせていたなんて...もう誰も信じられない...(豆腐の壁に頭を打ち付けている)。

【記録用】【2022年1月】購入したCDについて(deadman / 少年隊)

こんばんわ。突然ですが、2022年は私にとって30代最後のメモリアルイヤーなのです(つまり今39歳)。

10代の時よりは20代の方が楽しかったし、20代の時よりは30代の方が楽しかったので40代に突入するの、割りと楽しみな方です。好きなミュージシャンの方々も40代以降の方が生き生きしてますし、そういう御姿を拝見できるのは心強いです。

でも、あっという間に過ぎてゆく日々の中、何かこう、30代最後の年はこういうことをやってた...という記録を付けたいなあ...と思い立ち、ひらめいたのが『毎月買ったCDの記録を付ける(感想を書く)』でした。

というのもまた最近CDが増えてきたので管理をするという意味でも、これはいつ買ったCDでどういう内容のものだったのか...というのを後から振り返った時に分かるようにしておきたいなあと思い、ちまちまと記録を付けることにしました。

本当なら1月に買ったものの内容を2月頭にまとめてUPしたかったのですが、なんやかんやとタイミングを逃してしまい、今に至ります。まず手始めに、1月に買ったCDの感想を載せておきますね。ちなみに、これはあくまでも私個人の主観であり、記録用です。サブスクで聴いた作品は含みません。また、新譜と中古品が混雑します。予めご了承下さい。

さて、2022年1月に購入したCDはこちらの3枚でした。

deadman / I am here
deadman / I am here -DISC 2-
■少年隊 / 愛は続けることに意味がある

deadmanの2枚は新譜(と言っても過去作品のリテイクベストアルバムで、2019年の再結成後初の新曲を含みます)で、DISC 2の方は会場通販限定盤で収録曲が異なります。
少年隊の方もアルバムで、中古品ですが約1万円しました(これでも安い方)。

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deadman / I am here

『向日葵』
2003年リリースのマキシシングル「雨降りの向日葵」収録曲。トレーラー見ても思ったけどこの曲のイントロかっこよすぎる。そしてこの曲調で向日葵っていうタイトルが最高すぎる。(頭から流れてるダークで静かな曲です↓)
https://youtu.be/WolJUZlGk5Y
ギター、ドラム、ベースが要所要所で原曲と違う。このアレンジ加減がよいですね。がっつり変えるのでなく、さりげなく補強してる感じで。この曲はマキシシングルとしてリリースされた当初から大好きでした。タイトルにギョッとしましたけど、先に聴いた友人が「deadmanの新曲、タイトルが向日葵やけど全然大丈夫やったで!」と教えてくれたことを思い出す。まあ普通に心配しますよねこんなタイトル持ってこられたら...J-POPな曲だったらどうしよう...と頭を抱えたものです。でもド頭からダークで湿り気があってどんよりして妖しくて「これぞdeadman」という曲なので、リテイクアルバムの1曲目に持ってきてくれたことが何より嬉しいです。

quo vadis
元は2002年に会場限定販売のデモテープとしてリリースされ、後に2003年のアルバム「no alternative」に収録された曲。イントロからライブハウスでヘドバンするファンの光景が目に浮かびます(このリズムってヘドバンするのに丁度いいんですよね)。途中ブレイクみたいなどこでドラムだけになる箇所が好き。曲として真面目に聴いてみたら、この曲ってサビがないような...?Oh Please Doctorのとこがサビなのか?(違いますよねあそこはBメロ的なポジションだと思っている)...全体を通して不思議&癖になる曲。ただ暴れるだけの煽り曲じゃなくて、じっくり聴いても面白い曲ですね。

溺れる魚
2001年リリースのアルバム「siteOfScafFold」収録曲。そしてこちらもヘドバン曲。quo vadisと続けて聴くと気分はもうライブハウスですね。ライブ行きてぇ!頭振りてぇ!てなります。Bメロの英語部分のメロディーが原曲から少し変わっているような気がします。

『monster tree』
2004年リリースのマキシシングル「℃」収録曲。これまでの3曲とは毛色が違う曲。メロウでちょっぴりレトロでおしゃれでツルンとした曲。いわゆる歌もので、バラードの部類に入るのかしら。deadmanの音楽性の幅広さを感じさせる曲ですね。リリース当初は暴れる系の曲の方が好きだったので正直あまり記憶になかったけど(をい!)こうして改めて聴くとめちゃくちゃかっこいい曲だな!と惚れ直しました。歌詞は古の童話みたいな、妖しげな雰囲気です。

『ドリスからの手紙』
こちらも「no alternative」収録曲。こちらもメロウで、いわゆるバラード曲なのかな。
ライブで散々聴いたし、もう聴き飽きた感じもしましたが(をい!)新録はアレンジされてるということもあり、新たな気持ちで聴けますね。最初のI’m sorryのとこが裏声でなく低い声になってて、より寂しい感じが出てこれはこれでよき。2回目のI’m sorryは高い声だけど裏声じゃない。

『体温』
こちらもマキシシングル「℃」収録曲。そういえばdeadmanってマキシシングルのタイトル曲やメインの曲を最後に持ってくるよねいつも。そしてこちらもバラード曲。V系でメロウな曲って『こんなこともできるぞ』的な役割を担いがちだけど、deadmanはいつもナチュラルにサラッとメロウな曲を出してくるのでそういうとこかなり好きです。
そして神曲ですよこれは...
イントロのリフがもうハチャメチャにかっこいい。派手さはなくてシンプルだけど耳に残る...なんかよく分からんけど水の中にいるみたい...というaie氏のセンスをビシバシ感じる曲(まあdeadmanの曲ってこれに限らず全部aie氏の曲なんですけど)。サブスクでは体温ばっかり聴いてます。ちょうどリリースされた後に飼っていた動物が亡くなったのですが、その時はひたすらこれを聴いて泣いてました。感情的で、想いを重ねやすい曲ですね。

『受刑者の日記』
「no alternative」収録曲。ゴリゴリのヘドバン曲ではないけど(一部頭振るけど)アッパーな曲。サビのコーラスが聴き所なので、ライブでの再現度にハラハラするとか、しないとか。イントロや間奏のベースライン、歌い方が変わりましたね。ドラムもちょいちょい変わってる。そして終わり方がライブ感あってテンション上がりました!

『re:make』
「siteOfScafFold」収録曲。こちらはゴリゴリのヘドバン曲。途中で一瞬手拍子するとこが楽しい曲。「神経はバター」ていう歌詞が好き(たぶんみんな好きになるやつ)。受刑者の日記のあとに聴くとライブ感がマシマシになります。この流れ最高ですね!

『蟻塚』
「no alternative」のラストを飾る曲。初めて聴いた時のインパクトを思い出しつつ、やっぱりかっこいい曲は色褪せないのだ...としみじみ喜びを噛み締める曲でもあります。こちらはあんまり原曲をいじってない気がします。これもいわゆるバラードなのかな。メロウというよりヘヴィーで禍々しい曲。これぞdeadmanな曲ですね!

『鐘は鳴る』
なんと新曲です!しかも、まさかの4つ打ち曲!でも、しっかりダークさがにじみ出てるので安心感はんぱないです。歌詞を読むと、見たことないけど映画「ミッドサマー」ってこんな感じかな?と妄想(でも見てないけど)。ハッピーだけど狂気を感じる、さすがdeadmanという一曲。これ新曲で、しかも歴代の名曲の後にもってくるとかずるい。これからの活動が気になるじゃないですか...!(とりあえず軽率にFC入った)

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deadman / I am here -DISC 2-

『盲目の羽根と星を手に』
「no alternative」の一曲目に収録されている曲。正直、この曲は音源&ライブ共にあまり好きではないんですけど(中だるみ感があるというか)、でも新録バージョンめっちゃいい!疾走感が出て、ベースもうねって、すんごくカッコよく生まれ変わっているではないですか!!もうニヤニヤですよ。このDISC 2は5曲で2500円(+税)というインディーズによくある強気の価格設定CDなのですが、もうこの一曲だけで買ってよかった!と大満足でした。

『kafka』
2004年のツアーで会場限定で販売されたCDに収録されていたアッパーな曲。すごくいい曲なのにその後アルバムには入らなかったのね...(ライブDVDには収録されてる模様)。
全体的にかなり歌や楽器がアレンジされてますが、こちらも疾走感&ライブ感が衰えず、このバージョンもよいな、と思わせてくれます。

『桜と雨』
「siteOfScafFold」収録曲。こちらは“ありがちなしっとりとしたバラード曲”って感じでそんなに好きではなかったのですが(をい!)、新録はツルッと滑らかで聴きやすくなり、楽曲本来の持つメロディーの美しさを初めて感じるなどしました。これも新録バージョンが好きかな。

『bodybag No.』
元の音源は2004年の会場限定配布CD。
一言でいうと実験的な曲。歌詞もあってないような感じで意味不明。ただリフがカッコよくてヘドバンしやすいリズムの曲。基本的にうねってるけど突然波が引いて光が射し込んで来る神秘的なところが好き(というか、そこが聴き所なんだと思う)。アバンギャルドだけど非常にdeadmanだなぁ...という安心感あふれる一曲。

『701126』
2001年リリースのマキシシングル「subliminal effect」のラストに収録されている曲。後にBlastがカバーしたバージョンの方が好きだった(維那のシャウトがかっこよすぎて)。
これは“ありがちな煽り曲”という感じであまり好きではなかったのですが(をい!)、新録は良い意味で雑味や気負いがなくなって、サビが割りとメロディアスでいい曲だな、ということに気付かされました。歌い方もほどよく力が抜けてて、良いですね。こっちも断然新録バージョンがよいなー!

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■少年隊 / 愛は続けることに意味がある

『のどもとすぎれば恋も忘れる』
錦織さんのソロ。
ベースがずっと動いててかっこいい、おしゃれな曲(これはよく言ってますけど少年隊の曲はベースがいいんですよ)。そこはかとなくシティーポップの匂いがします。軽快なリズムでゆるくステップ踏んでほしいな、という曲。歌詞は、若者から落ち着いた青年になっていく途中の男性の心境を歌っているのかな...という感じです。

『EXCUSE (アルバム・バージョン)』
シングルより華やかになってます!シングルは冷たいクールな印象だったけど、こっちはパーティー感が出て、サビのコーラスワークもメロディーが増えて厚みが出て、ホーンセクションもゴージャスでよき!歌詞は二股する男性の心境を歌ったものですけど、こんなにゴージャスでイイ男なら全然アリじゃね?て思えてくる不思議。シングル曲より悲愴感や罪悪感は薄くなります(あくまでも私の感想です)。
一旦ブレイクして無音から「情熱だけで~」に入るとこが好き。コーラスの「I miss you baby」も好き。あと、歌も多分シングルから歌い直してますよね...?(気のせいかな...?)

『Dance いっぱつ』
東山さんのソロ(しかしラストは錦織さんと入れ替わる)。関ジャム風に言うと『フック』だらけのサビで超難しいメロディーですよね。あえてこっちに行かせた、みたいなメロディーが畳み掛けてくるので不協和音ぽく聞こえるところもあります。だから聞く人によっては音痴だねって感じる気もします。こんな難しいメロディーをサラッと歌えるようになったんだね...としみじみ感動するとともに、東山さん特有のグレーな声質が生かせてる曲調だなあと思う(個人的に3人の声のイメージは錦織さんは赤、植草さんは黄色、東山さんはグレーだと思っている)。東山さんのあの独特の声については色々思っていることがあるのでいつか別途ページを割いて書きたいですね。

『愛は強いはずなのに』
植草さんのソロ。ゆったりとしたバンドサウンドでダンスナンバーではないです。コンサートのステージの上、自然と体を揺らしながら歌っている大御所歌手の佇まいが目に浮かびます。サビ&大サビのちょっとオリエンタルなメロディーが郷愁を誘います。この曲は植草さんの声質にとても合ってていいですね。しっとりした静かなバラードよりも、こういうグルーヴの効いたミディアムテンポな明るい曲の方が似合う気がするんですよね...植草さんの声って元気だから。血色がいいから。これからも、もっとこういう曲を歌って欲しいな...と思いました(私の趣味です)。

お好み焼き』
ブラックミュージックなノリの、心地よいビートの曲。ラップのような語りも入ってて、妖しげでダークな曲(かっこいい)。タイトルからは想像できないほどマニアックでクールな曲...ですが歌詞はクールではないかも(そこがいい)。これで踊るとしたら、どんなダンスになるのか未知すぎる。キメキメな、カクカクした動きのダンスかなあ...

『What is Love!』
これは錦織さんのソロかな?でもコーラスでメンバーの存在を感じる...こちらもおしゃれな曲。この時代特有のシャリーン、シャキーンとしたシンセの響きがいいですね特にAメロ前のやつね(うまく伝われ...!)。

『だんぜん愛さ』
植草さんのソロ。軽快なテンポのミディアムナンバー。歌詞がなかなかに甘い。全国の夢女の皆様にお届けしたいやつ(真面目にそう思ってます)。こういう日常からふと出てくるようなラブソングって植草さんの声や明るいキャラにすごく合ってるし、いいチョイスだなあ(ソロ曲の割り振りが)と思いました。

『君のいないクリスマス』
東山さんのソロ。恋人と結ばれない楽曲担当として定評のある(当社調べ)東山さんの真骨頂といいますか、しかもラストに持ってくるあたりがいいですね!しんみりするけど幻想的なイメージが浮かび上がり、綺麗に終われます(頭の中では粉雪が舞ってます...)。
Danceいっぱつよりは歌に不安定さも感じますがそれがむしろこの曲にはプラスになってる気がします(てか感情が溢れて音がずれてるような気がするので、それはそれでいい演出になってよき)。堂々とキレイに歌われると悲しみが薄まると言いますか、嘘臭くなってしまうので、やっぱり切なさ、不安、寂しさを引き出すには東山さんの声が適任というか、ハマってるなあ...と思います。逆に幸せいっぱいな曲には植草さんのような陽キャラな声が似合うというか(さっきの『だんぜん愛さ』とか特にそうですけど。『キッチン』は東山さんソロにしては珍しくハッピーな曲ですけど初々しさを出すなら当時の東山さんの声しかないので、あれはあれでいいんですけどね。)


...で、トータル聴いて思ったのはおしゃれでオトナなアルバムだな...てことでした。でも『お好み焼き』のような飛び道具もあり、アルバムとして聴き飽きず、うまくまとまってる感じはしますね。ゴリゴリのバキバキのダンスナンバーって曲はありませんけど、自然と体が動くような心地よさはあります。今の彼らに歌い踊ってほしいなぁ!(大声)...てなりました。

【配信レポ】2022年2月26日ML.濱書房PRESENTS「濱ノ226事変」ザ・シンナーズ

2022年2月26日(土)
プレミア配信「濱ノ226事変」
会場:Music Lab.濱書房(横浜)
出演:マツタケワークス / ザ・シンナーズ

【出演】マツタケワークス / ザ・シンナーズ
配信元 ツイキャス
配信アカウント 濱書房
開場(BGMスタート) 17:00 開演 17:30 | 配信チケット¥3,000

■ザ・シンナーズの基礎知識など■
《メンバー》
Vo. 雄大 (SEX-ANDROID)
Gt. 沼倉真 (グルグル映畫館)
Ba. 淳朗 (SEX-ANDROID)
Dr. 石丸 (SNAIL RAMP)
※()内はシンナーズ以前に各メンバーが所属していたバンド名で、現在活動休止中のものも含みます。レポの中でちょいちょい名前が出てくるので載せました。


■今回のレポの内容について■
これは横浜にあるライブハウス「Music Lab.濱書房」で行われた有観客ライブの生配信を、生配信後2週間のアーカイブ視聴期間で見た内容を元に書いたレポです。何度かアーカイブを見た上で書いた、記録用の文章です。あくまでも記録用ですが、まあまあわたしの主観が入っている可能性は否めません。予めご了承下さい。

ライブはマツタケワークスとのツーマンですが、書いてる内容はザ・シンナーズのレポのみです。でもマツタケワークスのライブもすごく楽しかったですよ!今回のレポがシンナーズだけなのは私の趣味ですご了承下さいませ。

ちなみに当方SEX-ANDROID(以下セクアン)のライブはよく行ってましたがシンナーズのライブは今回が初見であり、曲をフルで聴くのも初めてでした。何かにつけセクアンの思い出がスパークしがちなので「新しい活動を始めた人に対して以前の活動を持ち出して比較するとか失礼だろ!今とこれからだけを見ろ!」て人は読まないことをオススメします。

セトリの曲名は公式Twitterに投稿されたものを参考にしております。

《セトリ》
暴走天使
トルエンロック
ローローロー
-MC-
カプセルキューティードール
天井裏からロックオン
バイオレンスカンフー
チェルシーあげたい
-MC-
救いのグズ
逆上するぺシミスティック
ピストルミルク
-MC-
デス・トリッパー
最狂な男


■レポ&感想■
試聴開始するも映像はしばらく静止画+2バンドの楽曲がBGM...という状態でしたがやがて画面が真っ暗になり、クレイジーケンバンド(以下CKB)の『黒い傷跡のブルース』が流れ始めます。この曲は、実際に会場でも流れてたのかしら。それとも配信用のBGMでしょうか。セクアンのときはワンマンだと開場前にメンバー厳選と思われるBGM(矢沢永吉さんの『止まらないHa~Ha』とか)が流れてたけど、これもそうなのかな。CKBなのは会場が横浜だからなのかしら?だとしたらオシャレだな...と思っているうちにBGMがCKBからサイレンの音に変わり、うっすらとステージに明かりが点き始め、目の前に赤い幕が降りていることに気付きます。そして幕が真ん中から左右にゆっくりと開き、ジャーンという音が鳴り響き、ステージ中央には脚立に乗った雄大...という見慣れた光景にテンションぶち上がりました。そしてこの、脚立があることへの安心感がハンパないです...(セクアンのステージ中央には常に脚立が置いてあったので)。

ちなみに脚立の高さは中くらいですかね?雄大の身長よりは低い感じでした。なのでセクアンの時と違って、上まで登ってもそんなにハラハラすることはありませんでしたね。
ちなみにセクアンの時の脚立のサイズはこんな感じです。参考までに(公式のCM動画です)↓
https://youtu.be/5K7zzSsFvr8
改めて見るとデカいね脚立...

セクアンのときは幕開けの時にSE(必殺仕事人のテーマ曲)があったんですけど、シンナーズはSE無しが通常運転なんですかね?

そんなことを考えつつステージをガン見していると、雄大の手元に拡声器があることに気付きました。でも幕が開き切ったら拡声器を足元(脚立元)に置いてしまいました。おそらく拡声器はサイレンを鳴らすためだけに持っていたんだと思われます。

1曲目は脚立に乗ったまま煽りながらの『暴走天使』。ドラムがタイトでカッコイイ!さすがSNAIL RAMPの人だ...と感心しながら雄大を見ていると、左手にナックルが装着されていることに気付きました。これはテンション上がりますね!

ちなみに『暴走天使』は速くてオイ!オイ!な感じの曲。お客さんもその場でジャンプする&拳を上げるなどして盛り上がっています(感染症対策としてモッシュ&声出しはダメだけどその場で周囲と距離を取りながら一人で黙々と盛り上がるのはいいっぽい)。

カメラアングルは基本的にステージ全体+メンバー個々については腰から上を録ってる+たまに雄大のみローアングル...という感じです。すごく見やすいです。メンバーそれぞれにもカメラが向けられるので、普通にライブDVDを見てる感じでした。これをリアルタイムで流すの本当すごい技術だな...と思います。曲に合わせて画面を切り替えたりとかね。念入りに打ち合わせをやってるのでしょうか?(ありがとうございます濱書房...)

曲が終われば雄大が小さなカメハメ波を撃つスタイルもセクアンの頃から相変わらずでニヤニヤします...でも雄大の「We are ザ・シンナーズ」のシャウトでこのバンドがセクアンではないよシンナーズだよ、ということに気付かされます(セクアンの時はいつも「We are SEX-ANDROID」って叫んでるから)。あ...セクアンじゃないんだ医者の部分ないし当然か...と思うなどしました。でも、いつの時代も雄大のスタイルは変わらんのだな、ということを再認識し、惚れ直した瞬間でもありました(ザ・単純)。

2曲目『トルエンロック』では、いつの間にか雄大が脚立から降りてました。イントロの石丸さんのドラムの入りがカッコよすぎる。この曲はちょっとセクアンっぽいかも?この、パンクだけど切なくてメロディアスな曲調...ってコレ、セクアンの得意なやつじゃん!と胸がキュンキュンしました(作曲者は違うけども)。嬉しいですねまたこんな曲が聴けるなんて。速くないけどノリやすく、Bメロに哀愁があっておいしい曲です。そして雄大の巻き舌に『コレコレ!コレだよ!』と液晶画面の前で膝を叩きまくる私。そして曲が終わって小さなカメハメ波を撃つお約束のセクアン伝統芸に何度もニヤニヤ...

そして『ローローロー』という速い曲へ。序盤で雄大の歌詞が盛大に飛んだ&石丸さんも思わず笑ってました。曲調がゆっくりになるところでやっと歌詞が出てくる雄大。でも、これはこれでオイシイですね。

-MC-

「東京都中野区から来ましたWe are ザ・シンナーズ」という雄大のシャウトにファアア!てなります。この定型文、まだ使ってたんですね!セクアンから引き継いでるんですね!感激ですね...

挨拶のあと、雄大と沼倉さんが「横浜でライブをするのは久しぶりだ」という内容の会話をする。濱書房のライブハウスは過去に一回やった記憶があるけど誰と対バンだったの?と客席に聞く雄大。そして次の曲いきましょうと言ったそばから石丸さんにMCを振る雄大(いつものごとく酔っ払っているんでしょうね進行めちゃくちゃだけどそこがいい)。雄大からの無茶振りをちゃんと受け止める石丸さんまじスマートなオトナでした!石丸さんは「横浜は崎陽軒があるので好きです」とのたまう。そのまま崎陽軒のお弁当話で盛り上がるメンバーたち。

・ハルキくん(セクアンのサポートドラマー)も崎陽軒のお弁当を「ぬかりない。すべてが最高だ。」とベタ褒めしていた
・沼倉さんは崎陽軒弁当のたけのこがウマいと思っている
・一方雄大はマグロのアレ(何?)が好きだけどアンズはどうしたらいいのか分からない、アンズはデザートらしい、デザートっていうバンドも居ますけどね、と言ってウケる客席

その後淳朗さんをイジり、外道寿司という濱書房のYouTubeチャンネルの番組に淳朗さんとエイジさん(マツタケワークス)と雄大の3人で出演したときの話に変わります。

雄大はヒラメが一番好き(おそらく寿司ネタの中で、という意味だと思われる)
・自分たちが出た回はタチウオだったけど本当は前回のヒラメがよかった
・番組ではお寿司を『美味しい美味しい』と食べてたけど帰ったら記憶がなかった(酔っ払いすぎて)

その後「バンド名を言えばウケるのか」という話に戻り(雄大のあの独特の喋り方が面白いんですけどね)、次々と思い付くバンド名を読み上げる雄大、自由すぎる。

-MC終了-

そして曲へ。「ロッケンロールはあっという間に終わるぜ」というMCのあとに『カプセルキューティードール』。イントロからこれはいい曲!て吠えたくなるような、どキャッチーな曲ですね。歌謡ロック、あるいは歌謡パンクって感じでセクアンみがある。なんとなくAメロがキャンディーズのもうすぐ春ですね♪のサビを彷彿とさせる(まあ全然違うんですけど雰囲気が似てるというか)。可愛くて渋くてカッコイイ曲。ミドルテンポだけど盛り上がる。イントロでオイ!オイ!したくなります。たのしい。

そして『天井裏からロックオン』。曲紹介の時の何言ってるか全然ワカラン雄大節がすごくすきだ(重症)。この曲紹介もセクアンの時からの伝統芸ですが、雄大が相変わらず雄大で嬉しいな...と喜びを噛み締めるいにしえバンギャのわたし。そしてさりげなく脚立に乗る雄大。曲自体はこちらもキャッチー。イントロがセクアンの『狂い咲きバーニングラブ』のそれっぽくて、あのザクザクした感じが好きな人(つまりわたし)には刺さりまくる曲。「お前の闇を愛してる」と吐き捨てるように連呼するところがよき。曲自体はAメロとBメロしかなく、Aメロがサビも兼ねてるって感じ。もしこれがセクアンの曲ならBメロの後に大サビがありそう(『東京システマチック』みたいな、パカーンと突然明るくなるサビがありそう)...と予測してしまう。シンナーズの曲はセクアンよりシンプルでソリッドな感じですね。ちなみにBメロ終わりに淳朗さんがシャウトしてる?(画面に映らないからよくワカランかったけど)...あれいいな。しかし『カプセル~』からこの曲、の流れはテンション上がりますね!

そして『バイオレンスカンフー』へ。怒涛の流れですね。この曲はイントロが中華というかカンフー。セクアンには雄大がヌンチャクを振り回す定番曲というのがあるんですが(『人間休業』と、あと何かあったような...何だっけ...『だって、、、バカだから』のPVではほんのちょっとだけヌンチャク出てきますけどこの頃は年1ペースでしかライブ行ってなかったのでライブで振り回してたかはあんまり記憶が無いですね→https://youtu.be/0hGxtrZl074 )

で、シンナーズではこの曲がそれ(ヌンチャク定番曲)に当たるっぽい。スタスタのリズムの中、高速ヌンチャクさばきを見せる姿はお見事ですね(脚立には乗ってないけど)。相変わらずヌンチャク慣れてんなあ~と関心しつつ、あっという間にヌンチャクタイムは終了しました。

曲自体は攻撃的で好きだけど速すぎるのでヘドバンは無理かも...って思ったけどよくよく見たらお客さんヘドバンしてる?楽しそうですね。そして雄大が「いっぱつイチコロ」と連呼する箇所が頭に残ります。Aメロから巻き舌炸裂でニヤニヤが止まらない。この曲もAメロとBメロだけかなって思ったらサビがあった!でもAメロとBメロの方がインパクト大大大なのでサビは別になくてもいいかも...いや、あった方がいいのかな...?(あくまでも個人の趣味&感想です)

そのまま『チェルシーあげたい』へ。この曲はチェルシー(あの有名な飴)をビッキーズよろしく客席に撒くというパフォーマンスが定番らしいです。脚立に登ったり、脚立に寄りかかりながら&マイクを持ちながら&歌いながらチェルシーを撒く(投げ与える?)雄大の手元がめちゃくちゃ多忙。曲はイントロが渋いのに歌が入ると可愛くなる(たぶん歌詞の破裂音が目立つから)。カッコよさと可愛さのバランスが絶妙で、何の予備知識もなく対バンでこの曲聴いたら「え、やだ可愛い!こんな曲もやるんだ!(ギャップ萌え)」となることが易々と想像できてしまいます。一見さんが沼の入り口にすんなりと立ってしまいそうな曲ですね。

こちらもAメロとBメロだけ(Bメロというかアレはサビなのか?じゃあAメロとサビだけの曲ってことか?ていうかAメロの方がサビっぽいよね)...これもセクアンだと、Bメロのあとにもうひと山ありそうですよね。でもそれが無いっていう。シンプルだけど、シンプルだからこそ頭に残りますね。Aメロの歌詞はほとんど『チェルシー』だけだし。最後の方加速するのがよき(ドラムの人は大変だろうな...)。そして終わってからの小さなカメハメ波に安心感。

-MC-

再び外道寿司という番組の話に戻ります。

雄大は記憶をなくすほど酔っ払ったけど、淳朗さんもそこそこの酔い方をした
・淳朗さんは雄大にとってシークレットブーツ的な存在
雄大は淳朗さんの隣にいるだけで背が高く見えるから、淳朗さんは雄大にとって『シークレットブーツ的な存在』ということ
・だから酔い方にしても、シークレットブーツ的な存在
・淳朗さんがいっぱいハゲてるから雄大がハゲてないように見える
・淳朗さんはいつも雄大のシークレットの部分を担ってくれている

雄大がここまで話して感想を求められた淳朗さんが「いい話だね」と言ったのに対し「お前、騙されてんぞ!」と鋭い口調のツッコミを入れる沼倉さんナイス。そこで淳朗さんが「じゃあ、俺は生きていればいいのね?(生きていればいいんでしょ?)」と言ったのは今年一番の大爆笑案件でした。久々にお腹がよじれるほど笑いましたよ...雄大も「(お前は)ただ生きていればいいんだよ」と諭すように言うの、めちゃめちゃ面白かった...独特の空気感ですよねこの会話。

また、雄大の一人喋りの合間に沼倉さんが「OKシークレットブーツ!」ていうあいの手を入れてくるの、めちゃめちゃ最高でした(わたしは漫才を見ているのか?)。

話があちこちに飛びつつも、次のライブの告知をしつつ、石丸さんの衣装の話になります(ここでゼリー復活のサポートを石丸さんがやっていたことを知る。そうだったのか!すごい御方やなあ...と改めて思うなど)。

ライブの予定が詰まってくると沼倉さんが新曲を作りたがる、ということで話題は沼倉さんが最近作った新曲の話へ。

すごくあたためてきた曲なのに『一旦帰ってシナノマチ』という歌詞を雄大が付けたので沼倉さんは文句を言ったとのこと。「信濃町かぁー、なんで一旦帰ったんだろうなー、代々木で時間潰せばよかったのになー」と思ったらしい(笑)。「一旦帰ってシナノマチ、Oi!」という掛け声、わたしはやりたいぞ(真顔)。

-MC終了-

そしてひとしきり喋ったあとに脚立に登って指揮者のフリをしながら演奏再開。『救いのグズ』めちゃめちゃカッコイイ曲だよ...メロウで渋くて暗くて重くてサイコーじゃないか...終盤でコレもってくるのいいですね。速い曲だけがシンナーズじゃないぜ!てことですよね。聴かせる曲もあるんだけど、それがいわゆる泣かせるような『良い曲』とか甘いバラードじゃなくてちょっと病んでるというか、クレイジーな曲っていうのがツボすぎます。そして沼倉さんのリフがかっこよ。Bメロは一瞬だけかな?この曲はシンナーズにしては珍しく、サビに存在感がある(たぶん歌詞のせい)。まずリフが耳に残るけど、歌詞も同じくらい印象的。聴かせる曲ですね。

そして『逆上するぺシミスティック』。これはセクアンでいう『グッドモーニングサブカルチャー』みたいなタンタンタンタン...で始まるリズムの曲。こちらも速い曲ではない。ちょっと歌謡風のメロディーがいいですね。聴きやすくてノリやすい。これもAメロとサビだけっぽい。これももしセクアンの曲ならこのサビがBメロになり、あとで本格的なサビが来そうだな...と思ってしまう。こうしてみるとやっぱりシンナーズの曲ってシンプルですね。でもライブで頭に残りやすいというか。シンプルゆえに、ライブで映えるバンドだと思います。最後の方で雄大がサングラスを外してました。静かに小さなカメハメ波を撃つのも可愛いな...

そのまま『ピストルミルク』。イントロでお客さんが手拍子してました。シャッフルのリズムでノリノリな曲ですね。Bメロのオイオイするやつ、やりたいぞ。そして曲のブレイクで手品の飛び出すステッキが出てきました。あ...セクアン伝統芸だ...(思考停止)。

-MC-

石丸さんが、衣装が大きくて服にスティックが引っ掛かる、という懺悔をなさる。「めちゃめちゃ言い訳じゃないですか!」と雄大。そのままシャ乱Qの『言い訳』のサビを歌い出す雄大雄大は「寂しい夜はおでんだ♪」と替え歌を口ずさんでました(かわいい&自由すぎる)。

次のライブの宣伝と、物販(マツタケワークスと撮ったチェキ)の宣伝をする雄大。石丸さんはご自身のYouTubeチャンネルの宣伝もしてました。

「さっき会ったばかりの皆様に悲しいお知らせがあります」という雄大のセクアン伝統芸が炸裂します。でも声が出せないからお客さんの「えー!!」が聞けないのでとっても静かでした。4月16日にまたここでザ・ノストラダムスとツーマンやります、と再び宣伝してました。

-MC終了-

『デス・トリッパー』が始まり、いつの間にか左手にナックルはめてる...と気付いてテンション再上昇。そしてこれ、サビで逆ダイできる曲じゃないですか!うわーライブいきてー!てジタバタしますよねバンギャならそうなりますわ。

そしてラストは『最狂な男』。めちゃめちゃ速い。この曲もヘドバンしたら気持ち良さそうな曲だな...と思う。スピード狂って感じの曲ですね。

最後「ロッケンロー!」とシャウトして(巻き舌で)ライブは終了。雄大は投げキッスをして去って行きました(かわいい)。

とにかく『ライ!』てシャウトするだけで何でも雄大の歌になってしまうんだな...ということに気付かされました。医者の服着てなくても雄大雄大だったし、淳朗さんは淳朗さんだった。沼倉さんはグルグルの面影ナシだし、別人だと思って見てました。そんな沼倉さん、実はMCがウマいんですね。間の取り方とか、タイミングとか絶妙でした。

沼倉さんのMCが上手いのは、グルグルで天野さんのMC(個人的にV系界隈のMCのウマさではピカイチだと思っている...もうあの喋りが聞けないなんて...)をいつも隣で聞いてたからかしらと勝手に思い、切なくなりました。この辺にグルグルの面影が...(泣)。

ノスタルジーに浸りつつ新しい音を(配信だけど)浴びつつ、やっぱり雄大はいいなあ声と喋りと顔面とパフォーマンスが!と思い、気付けば配信を見終えた後、スマホで1stアルバムをポチしてました。

初めてセクアンのライブを見たときの衝撃にも似た、オリジナリティ満載の我が道を往くとてもかっこいいライブでした。配信でコレなので、実際のライブはもっと楽しいんだろうな&近くに来たら絶対に行こう、と心に決めました(遠征は今の生活スタイル的に難しそうなので...)。

シンナーズが始動したとき1stのトレーラーを聴いて「あ、何か違うな...」と思ってシンナーズの情報は追ってませんでした。それを今激しく後悔しています。彼らの真髄はライブですよ。これはどのバンドにも言えることかもしれませんが(というかわたしの基準が音源<<<ライブなので)、やっぱ推す推さないはライブを見て判断しないといけないね...と猛省しました。

あー楽しかった!ビールを浴びるようにのむぞ(ライブハウスではなく自宅で)!!


乱文&駄文ですが、ここまで読んで下さってありがとうございましたm(_ _)m

【V系よもやま話】Laputaのfalling~が好きだ、と叫びたいだけの話

こんばんわ。

去る2021年12月4日(土)、高田馬場CLUB PHASEでakiちゃんの、年内最後のライブとなる1日2回公演がありました。

その2回公演のうちの、早い回の『FINISH 2021 - Heart』にて全キャリアの曲をやる...という情報をTwitterで知り、配信チケットを購入しました。

そして、そのアーカイブ配信期間が2022年1月3日までだったのですが、配信期間も終わったことですしそろそろライブの感想についての話をしてもいいかな、今から見ようと思ってたのにネタバレするなよ!と怒り出す人も出てこないはずだし...と思っていたら時は流れ3月に突入してしまったので(書きたいことを寝かせ過ぎてしまうのが私の悪い癖)、そこそこ前の話にはなりますが、2021年12月4日のライブで演奏したある曲について、個人的な感情と共に記録用として書き残すべく、文章にしたためることにしました。

全キャリアの曲をやる...ということは、ソロはもちろんバンド時代(つまりLaputa)の曲も1曲くらいはやるのかな、と思っていたところ何と4曲も演奏して下さいました!!!
しかもakiちゃん作曲のやつだけではなく、何とKouichi先生の曲も!!!(膝から崩れ落ちる音)...そして、その中にとても思い出深い曲があったので、気持ちが一気に10代に戻りました。

わたしはもうLaputaの面々の、個々の活動を細かく追いかけてはいないのですが、Laputa自体は今もずっと聴いてますし、メンバー三人の公式Twitterをフォローしたり、兄さんのブログを読んだり、時間が合えばC4の配信を見たりはしています。

akiちゃんに関しては、ソロ活動スタート時は関西に来る度に行ってましたし、東京でWaiveと対バンしたイベントは見に行きましたし、音源を買ったり...等、ある時期を境に私生活が忙しくなる迄はそれなりに活動を追っていました。

そんな中、akiちゃんが何かのイベントに出てLaputaの『奈落の底』を歌ったというのを雑誌のライブレポで知ったのですが、その時に『過去の栄光にすがるのは嫌だけど』みたいなことを曲前のMCで言ってた...というのを強烈に今でも覚えています(でも何の雑誌だったのか、そして何のイベントだったのか思い出せないのが非常に残念&昇華から数年後、くらいだったような...?)。

Laputaが昇華した後、akiちゃんがLaputaの曲をやったのはおそらくこれが初めてで、このライブレポを読んでから『ソロとして新しいスタートを切ったのなら昔の曲をやらないのが普通だよね』『もうLaputaの曲は歌わないんだろうな』『まあ歌ったところで楽器隊のメンバーが違うからLaputaではないのだけど』等とイチ廃人として、私も色々と思いを馳せるなどしました。

なので、今回のライブの趣旨を知って驚きました(私が把握していないだけで、ひょっとすると以前からこの様なバンド時代の曲を演奏するという企画はやっていたのかもしれませんが)。少し複雑な想いを抱きつつ、ドキドキワクワクした気分にもなりつつ配信チケットを購入し、生配信は見れなかったので、最初からアーカイブで視聴しました。

で、最近のソロの曲もカッコイイ!!!と思いつつ(私が知らない曲=最近の曲、です)...いきなり序盤からLaputaの曲が飛び出してきて焦りました。まだ心の準備が...

その後もakiちゃんはバランスよく間にLaputaの曲を挟みながらライブを完走しました。ソロ曲は終盤に行くにつれ、好みの楽曲が多かったですね。そして冷静になって考えるとベースが人時さん&ドラムがそうる透さんなので実質リズム隊がある時期の黒夢じゃん!なんて贅沢なの...!!と震えました。

この日演奏して下さったLaputaの曲の中でも、とりわけ『falling~』をやってくれたのが嬉しすぎて発狂寸前でした。この曲は作曲のクレジットがaki&kouichiになっている珍しい曲でして、わたしが初めてLaputaのライブを見に行った時に演奏していた曲で、その時のステージの演出がすごく幻想的で、個人的に思い出深い一曲なのです。

そのライブは、私の地元・香川県にある某コンサートホールなのですが、薄いベールの向こう側にakiちゃんが一人だけ高いところ(セット?)に横向きに座っていて、しっとりと『falling~』歌う...という演出でした。初めて聴く曲でしたが歌詞がスムーズに聞き取れたので耳をそばだててみると、なかなか衝撃的な内容で『離ればなれになるのをこれでいいと笑いながら』とか『苦しいのは僕のせい』とか聞こえるじゃないですか。これ、一体どういう曲なんだ?普通のラブソングではなさそうだけどめちゃくちゃ美しいな...と思いながらakiちゃんの作り出す世界に引き込まれ、聴き入っていました。曲はフルサイズではなくakiちゃんのソロコーナーみたいな扱いで、楽器隊は不在だったような...(うろおぼえ)。

ちなみにこれはカップリングコレクション(正式なタイトルはLaputa Coupling Collection+XXXk[ 1996-1999 Singles ])の時の全国ツアーでした。円盤のリリースは2000年2月23日なので、ツアーはその後...つまり春頃ですかね。

当時田舎の高校生だった私にはあのスタイリッシュかつダーク&美しい演出が忘れられなくて、今でもトラウマ級の思い出です。そして過去作品を買い揃えていく中でアルバム『眩暈』にも手を出し、ついに名曲『falling~』と感動の再会を果たした訳ですが、歌詞を読めば読むほどこの曲にハマり、akiちゃんのセンスに脱帽しました(しかし当方はJ廃)。

最後まで言葉のひとつひとつに重要な役割があり、歌詞を読んでいるだけで映像が目に浮かぶそれは、まるで映画を見ているかのよう。

この曲の登場人物は主に『僕』と『あなた』の二人なのですが、『僕』は『あなた』を見下しているようにも見えるし、同時に気遣っているようにも見えます。突き放している様であり、幼子を想う親の様でもあります。この二人の関係は恋愛なのか、あるいは依存なのか。『ついてこれるかい?』と言いながら自分から手を離して、それなのに手放した時に初めてその人への恋愛感情に気付くとか何これ辛すぎる、こんな風に複雑な感情が入り交じる恋愛とかもちろんしたことないけど妙に生々しいと感じてしまうのは何故なんだ...と、当時田舎の高校生のわたしには色々ショッキングな歌詞でした。でもこの歌詞のお陰で『未知=理解できない、ではなく未知だけど“美しいな”と感動することもある』『共感は不可でも美しいと感じたりどうしようもなく惹かれることはある』という現実を知り、大人の世界への扉を少しだけ開けたような気分になりました。

この曲が作られた頃のLaputaはまだインディーズとして活動していた頃だし、演奏(Junjiのベースに関しては、確かこの時ってギターからベースに転向してすぐレコーディングに入った...ってどこかで読んだ記憶があるのでベーシストとしてのキャリアを歩み始めたばかりだったような...)や歌の仕上がり具合に関しては若さゆえの粗さがあったりもしますが、そんなことはどうでもよく、この圧倒的なオリジナリティーは最高&最強だな!と大声で叫びたいんですよね特に『falling~』に関しては(完全にわたしの趣味ですけどね)。

Laputaの曲の魅力はakiちゃんの歌詞によるところも非常に大きいと思います。独特な言葉遣い、言葉のチョイスをしてますよね。それがあの個性的な歌い方と合わさってLaputaの歌は個性がつよつよなんですけど、だからこその唯一無二なんですよね。

そしてLaputaが2004年に昇華し、バンドが活動していた期間よりもソロ活動期間の方が長くなってしまった昨今、akiちゃんがこうしてまたLaputaの名曲『falling~』をあの頃と変わらない歌声で聴かせてくれるのが本当に嬉しくて、なんという贅沢なんだ...としみじみ喜びを噛み締めながら配信を視聴しました。

もちろんソロの他の曲や、この日披露して下さった他のLaputaの曲ももちろん素晴らしいのですが、今回は『falling~』が好きすぎるあまり、一曲だけ抜粋して感想をつらつらと書かせていただきました。

Laputaの歌詞の素晴らしさについては時々発作的に語りたくなるので、また何か書くかもしれません。予めご了承下さいませ。

【雑記】10th Anniversary

今日は特別な日なのでちょっとだけ雑談を...

元々ブログなんて雑記なので、よもやまばなしを書いてナンボだと思うので、いいですよね。

さて、本題です。

2012年2月7日、わたしは小さな可愛い天使をお迎えしました。名前は茶美(ちゃみ)。シナモン文鳥の男の子です。

20代の終わり頃、派遣社員で一人暮らしをしながら桜文鳥を飼っていたわたしは、ある日転職して正社員で働くことになり、朝早く家を出て夜遅くに帰宅する毎日がデフォルトになり、桜文鳥と遊ぶ時間がめっきり減ってしまいました。そして桜文鳥は、ひとりぼっちでお留守番文鳥として過ごす時間が増え、かいぬしである私は『寂しがっていないだろうか』『お友達がいた方がよいのでは...?』等と悩みつつ、仕事と家の往復生活を続けるの日々を過ごしていました。

相方文鳥をお迎えするにあたり参考になったのは、当時愛読していた漫画「文鳥様と私」でした。文鳥は我が強く、相性があるのでペアにしても仲良くなるかは保証できないらしい...ということが分かり、それならケージをもう1つ用意して別々に飼おう、でも近くに置いて何となく仲良くなってくれたら嬉しいな...という一縷の望みをかけてもう1羽、文鳥をお迎えすることにしました。

何となくネットで情報収集をしていると、お友達のお母様がシナモン文鳥を飼い始めたことを知りました。そして、そのお友達の紹介で文鳥のブリーダーさんにお会い出来ることとなり、我が家にも可愛いシナモン文鳥の雛がやってきたのです。それが今も飼っているコなのですが、茶色くて美しいから名前は茶美(ちゃみ)にしました。男の子だけど絶対このコにはこの名前が似合うし!と強気で命名しました。

桜文鳥は女の子だったので、男の子文鳥はどんなもんだろう(文鳥のオスは求愛行動の一貫でダンスをしたりお歌をうたうのでそれが楽しみだった)...と思っていたのですが、茶美は元々がに股で足腰が弱いのか、ぴょんぴょん跳び跳ねるのは難しそう。よって、茶美の創作ダンスを見ることは出来ませんでした。その代わり、お歌はがんばってたくさん歌ってくれました。私が茶美の歌マネをするとソワソワし始め、応戦するかのように歌い返してくれたりもしました(今はもうおじいちゃん文鳥なので歌うことはなくなりましたが)。

そして、足が悪いので絶対に怪我や事故に繋がるからあまり放鳥させないようにしよう、でもブランコには乗るように仕向けて足腰は鍛えてもらおう...という感じで、色々気を付けながら飼った成果なのか、なんと今年でお迎えしてから10年が経ちました。そうです。偶然にも、大好きなすみっコぐらしと同い年なのです。10周年記念のダブル・アニバーサリーなのです!!ここが!!落ち着くん!!です!!(全然落ち着いていない興奮しすぎ)

ちなみに文鳥の寿命は日本ペットフード株式会社のサイトによると7年くらい、らしいです。
https://www.npf.co.jp/kisoaqua_bird/kop4-04.html

でも最近は8~10年くらい生きるのも普通なんだとか(BY.出所不明のネット情報)。最近はとり団子になって寝てばっかりの老文鳥茶美ですが、かいぬしも色々と工夫を凝らしながら、より快適な老後を送ってもらおうと日々奮闘しています。

ぶっちゃけ動物が長生きするかどうかは個体差があると思うので、茶美茶美はたまたま病気になることもなく、すこやかに老いてくれているだけだと思います(特に健康の秘訣とかないし)。でも、こうしてわたしの10年間を一緒に生きてくれてありがとう、という気持ちで胸がいっぱいです。これからもよろしくね、と言える喜びよ...

初代文鳥(桜文鳥)が亡くなったのは6歳の時でしたが、その時は自分でもドン引きするくらい号泣しました。茶美が9歳を過ぎたあたりからもしものことを覚悟するようになりましたけど、それでも、あわよくば、あともう少し一緒に居られたらいいなあ...と願ってしまいます。

明石で生まれ、その後三宮→西宮→宝塚→大阪...と転々と阪神間を連れ回してしまいましたが、とにかくこの10年間、わたしのそばにいてピヨピヨしてくれてありがとう。これからも可愛いとり団子の寝相をかいぬしに見せて下さいね。


↑最近の茶美です。背後でエジプトの神々が見守ってくれている...

【V系よもやま話】パートチェンジについて

どもです。

いつもLaputaを聴きながらLaputaの素晴らしさをアレコレ考察してるんですけど(単なる趣味です)、やっぱり楽曲のセンスとメンバーのビジュアルが最高だよな!という至極当たり前の結論を反芻しては『ふぁ~』と温泉に浸かった時の雄叫びを上げる...というのをスキマ時間に一人でよくやるのですが、この『メンバーのビジュアル』っていうのがキーでして、特にK&Jって所謂ギタリストとベーシストっていう並びじゃないと思うんですよね。なんていうかツインギターみたいなシルエットなんですよね(あくまでも個人の意見です)。そもそもJunjiはギタリストだからそう感じるのは当然なのかもしれませんが。

Kouichi先生の有名すぎるLaputa加入条件『ギターを一人にしてくれ、でもJunjiとはバンドをやりたいからJunjiをベースにしてくれ』のお陰でこの並びが実現したのであってほんと条件を受け入れてくれたa&Tのお二人にも感謝ですよ...と名古屋に向かって静かに合掌する日々ですけど、そこでふと思ったのが『パートチェンジ』ってよくあることなのか?という疑問です。

中でもドラムからボーカルに変わるパターンは多い気がします。まずはBUCK-TICKのあっちゃん。そしてGacktGLAYのTERU、ガゼットのルキ、蜉蝣の大祐、Da’vidノ使徒:aLのピエトロ。V系じゃないところだとZEPPET STOREのきむせい氏。あと、最近知りましたがOfficial髭男dismの藤原さんは今ピアノ&ボーカルですけど、以前はドラマーだったらしいですね。

名古屋系だと、ゆきのはkeinでは最初ギターだったけど途中ベースに転向して、kein解散後はずっとベースですよね。デスゲイズの藍さんは御伽の頃からずっとベースで、デスゲイズの途中でボーカルに転向しましたよね(めちゃくちゃびっくりした)。

セクアンのリーダーこと加藤透氏も基本ギタリストですけど途中ベーシストとして在籍していた頃があったはず(セクアンを辞めたり戻ったりしてる過程でね)。でもベーシストとして在籍してた時の音源はたぶん無かったような気がしますが。

バビロンのミサ氏はDa’vidノ使徒:aLではベースボーカルだけど、その後色々あってAioria以降はギタリストなはず(もちろんバビロンでもギタリスト)。

雅がDué le quartz解散後にソロ活動始めたのはびっくりしたし、歌うようになったのもまじでビビったよね...(もちろんギターも弾くけども)。当時V系インディーズバンドのギタリストがソロ活動で歌を始める...って人、ほぼ居なかったような気がします。メジャーどころでは多々いらっしゃるけどインディーズの頃からそれをやるのは雅が草分け的な存在だったような...(他にいましたっけ?)。

パートチェンジとは少し違うのかもしれないけど、ほのぼの系弾き語りユニットだったはずのDaccoがいつの間にかハイパー踊りまくりダンスユニット(エアロビクスユニット?)になったのも訳が分からなかった。しかもYURAサマはプロのエアロビクスインストラクターの資格まで取ってるし。でもネタじゃなくて、真剣にやってるのがいいですよね。ライブを何度か対バンで見ましたがめちゃくちゃカッコいい&楽しかったですよ!あれはトレーニングなのでライブ通い続けたら痩せるよきっと。

そして前パート時代の音源が残ってたら聴き比べたりしたいですね...でも上の面々だと、Dué le quartz、Da’vid、御伽あたりは知ってますけど(もちろんサイコ・ル・シェイムも)、Fatimaでドラマーだった頃の大祐の音源は聴いたことないですし、keinの『自責と蠱毒』は何度も聴きましたけど全体的に音が悪すぎてゆきの氏のギターの特徴とかよく分からない(涙)。

ちなみに冒頭で触れたLaputaのベーシストJunjiですけど、氏は今C4というバンドではベーシストとして活動しつつ、自身のソロではギターボーカルやってます。つまり二刀流ですね。場を使い分けているので二刀流と呼ぶのとは違うのかもしれませんが、そういうパターンもあるのか...(五郎さん口調)と思うなど。


...以上は私の知る限りの話ですが、他にも色々ありそうな気がします。『おいおい○○を忘れてるだろ!』とか『実は○○さん、昔のパートは○○だったんですよ』とかあれば教えて欲しいです(単なる趣味です)。SNSの方にリプして下さってもいいですし。よろしくどうぞ◎