脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【記録用】【2022年4月】購入したCDについて(少年隊 / THE シンナーズ / TARKIE THE STORY / ザ・シェフのサントラ)

こんばんは。

前回2022年3月に購入したCDを書きましたが、今回は4月に購入したCDを書きますね(やっと追い付いてきたぞ)。
ちなみに4月に購入したのはこちらの4枚でした。シンナーズと写真集は新品での購入、あとの2点は中古です。

■少年隊 / 封印LOVE
■THE シンナーズ / アナタニモチェルシーアゲタイ
■『TARKIE THE STORY』凰稀かなめ×彩凪翔 CD付写真集
■ザ・シェフ オリジナル・サウンドトラック

ちなみに、これから書くのはあくまでも私個人の主観であり、記録用です。また、今回からは購入枚数が増えている関係で感想はCDトータルor印象的な曲だけピックアップして書く、というスタンスに変更してます。CDの価格や発売元なども記録用として今回から書くことにしましたが、基本CDを見て明確でない情報は書いてません。ご了承下さいませ。


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■封印LOVE / 少年隊
発売日:1990年4月10日
価額:937円(税込)
今回購入したのは8cmシングルです(他にレコードとカセットテープが存在します)。

A面の「封印LOVE」については別途書いてる途中の文章があるのでここでは割愛します。個人的に好きなシングル曲TOP 5というランキングがあれば常に入ってるタイプの曲です(順位はその時の気分で変わるやつです)。

B面の「HEAVEN」のことをここでは書きますね。とにかく歌割りが最高。この頃の東山さんの声はまだ幼さ&あどけなさが残ってるし、植草さんの声は軽やかで若いし、錦織さんの声は透明感があって眩しくて、三人三様の“この頃にしか出せない歌声”をぎゅっと甘い恋の歌の中に閉じ込めてくれて、アイドルソングとしてはかなりパワフルな曲になってますよねありがとうありがとう...と光の射す方へ自然と手を合わせて拝んでしまいます。

東山さんの、声変わりの途中なのか前なのか分からないようなまだ仕上がっていない声(褒めてます)は恋のみずみずしさ、若さゆえのまっすぐな感じ、フレッシュさを自然と演出してくれるし、そのあと植草さんの軽やかな歌声に乗って聴こえてくるのが「回転ドア抜けてコートが翼になって」という歌詞なのがもう完璧な演出...たまらない...(涙)。いつもこの植草さんパート「回転ドア抜けてコートが翼になって」の歌詞と声質の見事なシンクロ具合に圧倒されるんですけど、更にそこに錦織さんの歌声が乗ることで歌の空間に広がりが生じる...という少年隊の伝統芸一部始終をただ五体投地しながら聴くことしかできない無力なわたし。美しいハーモニーのグラデーションが本当に素晴らしいですね。そうですか、ここが天国ですか...(ここでタイトルの意味を実感&体感)。

三人の声ってジャンルは違うけど混ざると最強っていうか、「砂糖とたまごと牛乳で美味しいプリンが出来たよ」みたいな感じっていうか(砂糖もたまごも牛乳もそれ単体で食べたら味が全然違いますよね)...そんな気がします。そして、違うからこそ出来る強みがあり、それぞれの声の特徴やよさを生かした構成にすることで、一人が一曲を通しで歌うよりも曲が生き生きとしてドラマチックになり、聴いてて楽しいんですね~。

バックにうっすらと流れる「いかにもこの時代のデジタルさ」って感じのロボット感のあるシンセがいい味出してますよね。歌詞の内容は両想いのカップルの甘い恋の歌ですけど、甘すぎずほどよい距離感を感じるのは、ただ楽しいだけじゃなくてお相手が不安を持ってること前提だからでしょうね。それでも主人公がそんなお相手の手を引いてリードして、ラブラブでハッピーな仕上がりになってるのはさすがアイドルソング!!と叫びそうになりますよね(理性を戻そう)。あと、これって全国の夢女さんたちのテーマソングではないでしょうか。

いやしかし封印LOVEとの落差がすごいですね...シングル一枚で二つの顔が楽しめるというか。「恋に鬱々とする辛そうな推しと、恋が絶好調でキラキラ輝いてるまぶしい推し、どっちがいいと思う?てかどっちもいいでしょうそうでしょう当たり前だろ!!」と公式から高みの見物発言をされたような気持ちになるとかならないとか...まるであややの名曲の歌詞「セクシーなの?キュートなの?どっちがタイプよ?」並みの究極の二択ですよねコレって。3月に購入した「What’s your name?」同様に、二曲だけなのにかなりのボリューム感のある満足度はんぱないシングルCDです。名盤!

余談ですがカセットテープバージョンにはカラオケ(つまりインストバージョン)が入ってるらしく、どうにかして入手できないものかと中古屋さんを見るたびにトレジャーハントしに行っているとか、いないとか...


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■THE シンナーズ / アナタニモチェルシーアゲタイ
発売日:2019年8月17日
発売元:SNIPE RECORD
販売元:SNIPE RECORD
価格:3000円(税抜)

前作の1stフルアルバム『フー・ザ・シンナーズ』は2018年4月25日リリースなので、1年4ヶ月ぶりの新作ってことですね。ライブ活動は関東中心というマイペースな活動の割りに、リリースのペースは早いですね。

前作は挨拶代わりのアルバムという印象でしたが、今作は名刺代わりのアルバムという印象です。

正直、前作は“勢いだけ”という印象の曲もありました。シンナーズはパンクバンドだからそれでも構わないのですが、ちょっともったいない気もしたんですよね。雄大もっと色んな表現できるのになぁ...って思ったりしましたよ。セクアンとは別モノだし比べたらアカンと頭では思ってますけど...けど...(以下自粛)。

で、今作はというと、ライブを重ねたからこそ出来上がったであろうパフォーマンス重視な曲(チェルシーあげたい、バイオレンスカンフー)、聴かせる曲(救いの手クズ、逆上するぺシミスティック)、セクアンを彷彿とさせる歌謡ロックな曲(カプセル・キューティー・ドール)、そしていかにもパンクバンドという勢いだけの曲...など、バンドの魅力&やりたいことをぎゅっとコンパクトに閉じ込めて、余すところなくオイシイ1枚になってるなー!すごいな成長のスピードが!という印象でした。もしセクアン好きだけどまだシンナーズ聴いてないわ、というバンギャがいたらまずこの2ndをオススメしますね。

特に「救いのクズ」は素晴らしい。雄大まだこんな人間臭い歌詞かけんじゃん...!と惚れ直しました。女性視点、男性視点問わず“ダメ男”の恋愛歌詞を書いたら雄大の右に出るV系バンドマンはいないと勝手に思ってますけど本当にこの曲は素晴らしいよ...(ため息)。演歌みたいな歌い出しの「暗い貴方が好きよ」からもう心臓鷲掴みにされました。というかこの曲は演歌ですね(そういえば昔“ドロ沼演歌パンクバンド”を名乗っているバンドがいましたけど演歌とパンクは割りと相性がいいのかもしれませんね、ということをこれを書きながら突然思い出した)。ド頭から地を這うような歌い方がステキだなぁハマってるなぁ...と心の目がうるうるしました。さすが雄大ですよクズの歌がほんと似合いすぎてこわいよ...(本日2回目のクソデカため息)。

シンナーズはパンクバンドなので、セクアンと比べたら勢いだけの歌詞とか、頭悪そうな歌詞が全体的に多い印象がありまして(特にチェルシーは歌詞カード見てビックリしたよ実はこんなこと歌ってたのかよサイテーだなと思わず笑った...いや最上級に褒めてるんですけどね。これ歌って許されるの雄大しかいないでしょ...それも才能だよね)、バンドの方向性も影響しているとはいえ以前よりも歌詞に手を抜いてるのかなと思うこともあったのですが、でも「救いのクズ」で全部チャラです。

この人の表現力がやっぱり好きだな、もうしばらく見ていよう、と思わせる一曲でした。ギターのリフも渋くてかっこいい。頭悪い曲(失礼)が続いたあとにこんな人間の本性の極みみたいなシリアス曲でぶん殴られたら沼ですよ沼。あとは気持ちよく沈んでいくだけですよズブズブですよ...

あとはやっぱりドラマーが正式メンバーってデカイな、と思いました。安定感と安心感がすごい。しかも石丸さんのようなメロコア界のスーパースターがシンナーズに来て下さって...本当にありがとうございます...(オタクというのはいつも突発性感謝症候群を患っているイキモノ)。

今のところ最新音源がこのアルバムなので、もしコロナ禍でなければもっとコンスタントに活動して毎年アルバム出してのかな...?と想像すると切なくなりますね。でも今年に入ってライブ活動も活発になり、新曲もモリモリ出来てライブで披露しているので、新しい音源を勝手に楽しみにしています!


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■『TARKIE THE STORY』凰稀かなめ×彩凪翔 CD付写真集■
価格:6600円(税込)

2022年2月10~16日に品川ステラボールにて行われた、女優・水の江瀧子の半生を描いた舞台『TARKIE THE STORY』を記念して作られた4曲入りCDです。写真集がメインで、それにCDが付いてるという感じです。舞台はミュージカルではなくレビューと呼ばれる形式となっており、キャストは元タカラジェンヌの方々が中心で、演出は少年隊の植草克秀さんという何とも豪華な面々です。

発売日は3月27日予定だったものが延期となり、我が家に届いたのは4月頭頃でした。

CDには歌詞カードがなく(写真集にも歌詞は掲載なし)、曲名とかワカランな...パソコンに取り込んだら出てくるのかもしれないけどパソコンないから困ったねぇ...と途方に暮れていたところ、そういえばレビューの公式Twitterに曲名が載っていたような気がする...と思い、検索してみるとビンゴでした!

公式Twitter
https://twitter.com/tarkiethestory/status/1494882787068768257?t=5QmCrklnywVkb6gz2hGmCw&s=19

公式通販HP
https://phoenixtears.shop-pro.jp/?pid=166560692

CD収録曲
・キャリオカ(凰稀かなめ×彩凪 翔)
・素敵な貴方(凰稀かなめ×彩凪 翔)
愛の讃歌凰稀かなめ×彩凪 翔)
Phoenix 宝塚!! (凰稀かなめ 編曲:船山基紀

...で、再生してみたところ実際の曲順はこちらでした↓

・素敵な貴方
・キャリオカ
愛の讃歌
Phoenix 宝塚!!

最後は凰稀かなめさんのソロ、それ以外はいずれもかなめさんと翔さんのツインボーカルである模様。お二人のスケジュールが合ったから急遽作って欲しい人に向けて世に放ったよ、という雰囲気のCDですが、クオリティはめちゃくちゃ高いです(伝統的な曲に実力派ボーカルなので当たり前といえば当たり前なのですが当方宝塚歌劇の知識が全くないド素人なのでCDを再生するまでドキドキハラハラしました)。

特に宝塚歌劇の大ファンでもない私がこのCDを購入した理由としては、レビュー(配信で見た)の後のショータイムでやってたPhoenixという曲がすごくカッコよかったから、です。同曲の映像がwebで購入できるらしいのですがわたしは基本的に映像をあまり見ない人間なのでCDが欲しかったのです。
あと、Phoenixは鳥だから、というのもデカいですね(鳥に弱いんです...え、そこ?そんな理由?て思われるかもしれませんが、そこなんです大変重要なんです...)。

ちなみにPhoenix宝塚!!の概要はこちらです↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/PHOENIX_%E5%AE%9D%E5%A1%9A!!

凰稀かなめさんのために作られた曲なんですね!曲が出来た経緯も素晴らしいですね!

CD収録曲はどれも素敵なんですけどやっぱり4曲目のPhoenixが一番好きです。サンバのリズムにゴージャスでキラキラしたサウンド。曲の長さは2分18秒なのにこの満足感とクオリティよ...すごい。2分18秒間ずっと文句無しにカッコいい状態が続いてるんですよ。それってすごくないですか?うちのPhoenixたち(文鳥)にも聴かせてあげたい!てなりますよね。

舞台の華やかさ、美しさをそのまま1つ残さず音源に圧縮したよ...ていうCDですね。お値段は割りとお高めなんですけど、買ってよかったなあとしみじみ思いました。あと、超個人的な感想を言うとダンスと男装のビジュアルは凰稀かなめさん、声と女装のビジュアルは彩凪翔さんが好みでした!


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■ザ・シェフ オリジナル・サウンドトラック
発売日:1995年11月29日
発売元:avex trax
販売元:日本コロムビア
定価:2,300円(税込)

ドラマ版「ザ・シェフ」のサントラです。23曲入り。主題歌のインストバージョンも収録されてますが基本は劇中で使われていたインスト曲が収録されてます。音楽を担当されたのは寺嶋 民哉さん。CD付属の紹介文を読んだところ、ジャズやクラシック、シンセを得意とする方みたいです。

ドラマのVHSは中古品でも非常に高価ですが(10万円近くする時もある)、サントラは定価以下で買えます。今回はたまたま見つけて買いました(サントラあるって知らなかった)。ちなみに主題歌の『Chase the Chance 』はリリース日が1995年12月4日なので、主題歌よりも先にサントラがリリースされてるんですね。へぇーへぇー!

余談ですがドラマの放送期間は1995年10月21日~12月16日なんですけど、安室ちゃんは『Chase the Chance』の1つ前のシングル『Body Feels EXIT』のリリース日が10月25日なんですよね(ちなみにこの『Body~』から小室さんプロデュースになった)。

つまり『Body~』リリース数日前から、次のシングル曲がドラマの主題歌になってる...という、とんでもない事態になってるっていうことですね!まあこの時代ならそんなことがあってもおかしくないような気がしますCDリリースラッシュとか日常茶飯事でしたもんね。『Body~』もカッコいい曲ですけどこのドラマには『Chase the Chance』の方が合ってると思います。

でもドラマが終わる頃に主題歌が発売日されるって、なかなか珍しいパターンだと思います。リリースのタイミングで音楽番組にもガンガン出るし、そういう意味では『Body~』より『Chase the Chance』の方が長くお茶の間で流れていたということになるんですかね。安室ちゃんがこの年の紅白に出場した時の曲が何故12月リリースの『Chase the Chance』なのか、『Body~』の方が早くリリースされてたしお茶の間の人たちの印象に残るのは『Body~』の方なんじゃないか...?と長年疑問に思ってたのですがこれで謎が解けましたねありがとうございました!!

さて本題のCDの話です。なんせ23曲もあるので特に印象的なやつだけ...

1曲目はオープニングで流れてるやつです。いつもバックでナレーションが流れてるアレです(ゆえに一瞬で曲は終わります)。上空から豆粒のような味沢さんを映してるやつ。あの映像が脳裏に浮かび上がります。

7曲目はコミカルなシーンに流れる音楽ですけど、これもフルオーケストラなんですね!
ザ・シェフのドラマ版はどんなに馬鹿馬鹿しい(褒めてます)大袈裟な演出があっても品があるんですけど、それは味沢さんの徹底してクールな佇まいだけでなく、こういうフォーマルな音楽の影響もあるのかもしれませんね。

8曲目「ラプソディー北欧風味」は天使が出てきそうな曲です。まあ仕方ないよな味沢さんは天使だから(どちらかというと王道の道を逸れてるから堕天使かな)。ぽろんぽろん鳴ってるのはハープの音かしら?好きな曲です。印象的なシーンでよく使われてる気がする。

9曲目は不穏な時によく流れることでお馴染みの曲ですけどタイトル「子羊ロース肉のフーガ」ていうんですね。なぜ子羊...しかもロース肉限定なのでしょうか。謎多きタイトルですが曲はマイナー調でミステリアスでかっこいいよ。

11&13曲目もよく聴く曲ですけど(シリアスなシーンで流れるやつ)、刑事7人で使っても違和感ないし普通に溶け込める気がします。基本的に味沢さんの美しい顔面に会う&美しさを引き立てる曲っていう気がします。

14曲目「バラードのエスニック風味(Chase the Chance!)」は安室ちゃんのChase the Chanceのサビあたりをオーケストラ&バラードバージョンにしてて、これもなかなかよき(しかしサビあたりだけなのですぐ終わる短い曲です)。ちなみに曲調は全然エスニックではないです。

16曲目はムーディーな雰囲気でビビる(ホーンの音中心の、ジャズバーとかで流れてそうな妖しげな曲)。タイトルは「スパイシーノクターン」ですけどまあまあ刺激的です。えっ...こんな曲が流れるシーンありましたっけ...あるとしても放送できなくないですか...?と様々な妄想が駆け巡った。あとでドラマ見返そう...と心に誓いました。

23曲目は味沢さんがいい感じのときによく流れているような曲ですよね?まあ、いついかなる時もイケ散らかしてますけど、散らかし具合がすんごい時に流れてる必殺技みたいな曲ですね。勝利のBGMというか。ゲーム音楽っぽくもあり、最後の盛り上がるところはとてもキャッチーで聴きやすいです。

ドラマの音楽って結構重要だと思ってるんですけど、こうしてサントラを1枚通して聴くとよく出来てるなあ...と割りと真面目に聴き入ってしまいました。目立ちすぎず、ドラマを引き立てつつ、脳裏にうっすらと残るような個性も出しつつ...そういう仕事って難しいと思うんですよね。完全に裏方だけど、裏方すぎないというか。曲を聴いて場面を思い出すこともありますもんね。このサントラを流しながらご飯を食べたら、味沢さんを家に呼んで仕事してもらった気分になれるかもしれませんね!(味沢さんは500万円払って依頼したら料理を作ってくれる)...そういう意味ではとてもお得なCDだと思いました。