脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【記録用】DIR EN GREYサブスクチャレンジ【4】(142/298?)

ディルさんの楽曲ほぼサブスクされたので、これを機に改めて全部聴き直そう&ついでに曲数も検証しよう...という思い付きで始めた自分の記録用の投稿も今回で4回目です。

本当は最新アルバム発売日までに全部聴き終えておきたかったのですが...発売されましたよね11枚目のアルバム「PHALARIS」がつい先日!そしてオリコンデイリーアルバムチャート初登場3位おめでとうございます!わたくしは最近買いに行きましたが、このサブスクチャレンジが終わってから聴こうと思って今は飾って楽しんでます(我慢できずに特典CDの再録だけ聴きましたがちょう最高でしたね...)。

前回の投稿からアルバムのカテゴリーですけど、今日からはメジャーデビュー後の作品です。ちなみに投稿において、バンドの表記は現在の大文字(DIR EN GREY)で統一してます。また、本ブログの投稿はすべて個人的な記録であり、数年後に振り返ったときに分かるようメモとして残している内容です。基本のスタンスはあくまでもサブスクを聴いたあとの記録用感想文ですが、ちょいちょい個人的な思い出話も書いてます。ご了承下さい。



GAUZE
発売日:1999年7月28日
収録曲(GAUZE -mode of adam- / Schweinの椅子 / ゆらめき / raison detre / 304号室、白死の桜 / Cage / 蜜と唾 / mazohyst of decadance / 予感 / MASK / 残-ZAN- / アクロの丘 / GAUZE -mode of eve- )
前後のSEも入れたら13曲もあるんですね。
バンド史上はじめてのフルアルバムであり、メジャーデビュー後1枚目のアルバムでもあり、いきなりベスト盤のような存在感。
蜜と唾は歌詞カードだと漢字が左右逆向きになってて『罪と罰』と読みます。raison~、mazohyst~、残はインディーズ時代からの曲なので、やっと音源化したぞ!という印象(残は先にシングルとしてリリースされたけど)。

わたしはベスト盤っぽさを強く感じるので『Dir で一番好きなオリジナルアルバムは何ですか』と聴かれたらまず名前が上がらない作品でもあります(歴史的良盤だとは思いますけど)。でも『最近DIRを好きになったけどアルバムは何から聴けばいいですか』と聞かれたら真っ先にオススメする作品ですし、もしもmode of GAUZE? 再演ツアーをもっかいやるよと言われたら行く行く!て言いますよ軽率に(あれめちゃくちゃ行きたかった!)。ちなみに、いま特に好きなのはmazohyst~とアクロの丘ですね。


■MACABRE
発売日:2000年9月20日
収録曲(Deity / 脈 / 理由 / egnirys cimredopyh

  1. ) an injection / Hydra / 蛍火 / 【KR】cube / Berry / MACABRE -揚羽ノ羽ノ夢ハ蛹- / audrey / 羅刹国 / ザクロ / 太陽の碧 )

全部で13曲。
ちょう久々に聴きました。
改めて思うのは「ザクロ」いい曲すぎるな...てことですね。バラードって綺麗な声で歌うのが普通ですけど、歌がうまいと呼ばれている人がいかに歌唱力が優れているのかを発揮する場でもあると思うのですが、こんな風に様々な声を出して狂気で圧倒するバラードも最高だな...こんなんDIRさんにしか出来ないよな...と唯一無二さを堪能するなどしました(1stのmazohyst~も同じスタイルですが、あっちはグロテスクでヘヴィーなレクイエム、こっちは悲しみと狂気のバラードって感じがするよねどっちも歌のテーマの根底にあるのが愛と死ってのもいいよね...)。

全体的に乾いたイメージのあるアルバムです。ジャケットの色のせいかもしれません。土色っていうか、砂っぽいというか。
リリース当時一番好きなのは「ザクロ」でしたが、今聴いても一番好きなのは圧倒的ザクロですね。1曲聴くだけで精神的な消費カロリーはんぱないのでホイホイと気軽には聴けませんけど。薫さんはホント良い曲かくよねまじ天才...(元薫虜の贔屓目)。
MACABREにまつわる個人的思い出といえば、今から15年ほど前にライブハウスに入り浸っていた頃(わたしが)、セッションバンドがよく「理由」をカバーしてたのを思い出しました。簡単なのかな。変拍子とか転調とか無くてシンプルな構成ですもんね。あとはDIRさんのライブに初めて行ったのがMACABREの全国ツアーでした。だからというのもあり、何だかんだで思い入れの強い1枚です。


■鬼葬-KISOU-
発売日:2002年1月30日
収録曲(鬼眼-kigan- / ZOMBOID / 24個シリンダー / FILTH / Bottom of the death valley / embryo /「深葬」/ 逆上堪能ケロイドミルク / The Domestic Fucker Family / undecided / 蟲-mushi- /「芯葬」/ JESSICA / 鴉-karasu- / ピンクキラー /「神葬」)
「○葬」というタイトルはすべてSEです。なので全16曲ですが、歌ありの曲は13曲で、前作と変わらぬボリュームという印象です。

前作リリース時のツアー初日に京くん突発性難聴発症→ツアー中止→シングル「ain't ~」のリリースなどを経て作成されたアルバムです(ain't ~はアルバム未収録)。JESSICAとかundecidedのような爽やか&親に聞かせることができる曲もありますけど、全体を通して暴力性がつよめで、ちょっとDIRさんに苦手意識を持ち初めた作品でもあります(美しいエログロは好きですけど暴力性がキツいものはちょっと苦手だな...)。あとはバンドの方向性として、割りと分かりやすく脱ビジュアル系してきてるな、という印象もあったりして複雑な心境になったのをよく覚えてます。サウンドだけ聴くと鴉-karasu-なんてめちゃくちゃカッコイイんですけどね。そういうこともあり、他にも色々あって私は鬼葬~six Ugly リリースの間に虜を上がってます(FC更新しなかった)。なので、ある意味鬼葬は特別なアルバムですね。バンギャ全盛期にリアルタイムでDIRを追いかけてた最後の作品ということで...

改めて聴き直すとやっぱりBottom of the death valleyは最高だな、と(これくらいのエログロなら全然問題ないのです)。曲のタイトルでweb検索するとこの曲のストーリーを考察しているブログ(いっぱいある)に辿り着くのですが、わたし個人としてはトランクに詰め込んだのは心中相手(Mother is Sisterなひと)の遺体で、一緒に最後のドライブして、そのまま主人公は車ごと海へダイブしたんだと思ってました。愛したものすべてを詰め込み...ってそういうことだと思ってました(正解はリスナーの数だけあると思うので、これが絶対に正しいぞとか思ってません)。色んな感想を見るの、楽しいですね。


◇◆◇歌詞の表示に相違がある曲↓
embryo(シングルバージョンの歌詞が表示されます)
・Bottom of the death valley(再録版の歌詞が表示されます)