脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【遠征記録】2022年10月16日 -前編-(お墓参りとロケ地巡り)

今回は男闘呼組のライブをみるために新幹線に乗って日帰りで東京へ遠征してきました。

 

東京遠征なんて2016年4月3日のWaive再演以来だし、そもそもライブに行くこと自体がコロナ禍になって以来初めて(たぶん3年ぶりくらい?)という状況で、今年7月に知ったばかりのバンド、男闘呼組のライブに行ってきました。

 

もう今後しばらく東京へライブを見に行く予定もないし、30代最後の東京遠征はこんなことしてましたよっていう文章でも残しておくか...というのが今回の投稿の趣旨です。ご了承下さい。

 

この日は朝、新幹線で関西から東京へ向かったのですが、わたしはいつも一人で東京遠征するときに必ずしていることがあるので、今回もそれをすることにしました。それはhideのお墓参りです。

 

(ここからの文章は、読む人がhideのプロフィールを軽く知っていること前提で書いてます&hideのことは敬称略で呼ばせていただいてます。)

 

hideには『アーティストhideとしてのお墓』というのが氏の生まれ故郷である神奈川県横須賀市の隣の三浦市にありまして、亡くなってから数年後にそのお墓は公開されました。都心からは割りと遠いし(神奈川県のすみっこですからね)、友達と行くようなところでもないのでいつも一人で行ってます。基本的に夜行バスで遠征したら早朝新宿に放り出されるのでその足でお墓参り⇒都心に戻る頃にはお店がボチボチ開き始めるから朝ごはん食べたり買い物したり...というのが長い間わたしの一人東京遠征時のルーティーンとなってます。

 

この日は夜行バスではなく新幹線で東京へ向かったのですが、ルーティーンのお墓参りとはいえ、今回はいつものお墓参りとは違う点が二つありました。

 

(1)憧れの三浦花園さんでお花を買うぞ、というミッションがあること。
(2)数年前、大好きなドラマのロケ地に霊園が使われていたので、霊園へ行くこと自体がロケ地巡りになってしまうぞ、ということ。

 

 

まずは(1)について。

 

長年ずっと疑問だったんですよね。お墓に行くとすんごいカラフルでゴージャスなお花がいっぱい飾られてるのですが、ファンのみんなはこのお花をどこで買ってるんだろう?と、ずっと思ってました。

 

お墓の最寄り駅は京急三浦海岸駅なのですが、お墓の近くに派手な花屋さんは見当たらないし、駅のすぐそばにある京急ストアにあるのは普通の仏花だけ。もちろん霊園の売店にも派手なお花は売っていないので、ファンのみんなは遠方からお花を持参してるのだろうか...というのが長年の疑問でした。

 

しかしコロナ禍になって三浦花園さん(三浦海岸駅近くにあるお花屋さん)のクラウドファウンディングを見つけ、謎はすべて解けました。あのカラフルでゴージャスなお花の数々は、三浦花園さんのお花だったのです。お店の店内はファンが書いたhideのイラストや、ファンが持ち寄ったhideの写真で溢れていて、こんなところにファンの交流の場があったなんて!と軽く衝撃を受けました。

 

そんな、海外のhideファンも多く訪れるという三浦花園さんですが、コロナ禍の外出自粛や入国規制の影響を受けてしまい、お花を廃棄しなくてはならない事態になっている...というクラファンの記事を読んで心が痛むのと同時に、こんなイケてるお花屋さんがあることを知らなかった無知なおのれを恥じつつ、「次お墓参りするときは絶対にここでお花を買うぞ!」と強く心に誓ったのでした(ささやかですが当時クラファンにも参加しました)。

 

で、そんな熱い思いを胸に秘めながら入店するも緊張しすぎて言葉がうまく出てこない上に超たどたどしい話し方になってしまい、お店の方からは絶賛日本語勉強中の海外から来たファンだと勘違いされてしまいました。でもお店の方にとっては慣れたシチュエーションらしく、色々と気遣って下さって、なんか申し訳なかったです...

 

で、これからhideのお墓参りに行くんです、とお伝えして予算2000円で作っていただいたお花がこちら↓

 


うわー!!めちゃくちゃ可愛い!!
そうよコレよ!!コレなのよ!!
このカラフルでポップな感じ...hideにピッタリじゃん...これなら堂々と会いに行けるぞ...と心の中で喜びを噛み締めました。

 

素敵なお花のお陰でテンション爆上がりです。お墓参りがテンション爆上がりっていうのも変な話ですがね。まあ何て言うか、テンション上げていかないとね。泣くからね。

 

で、お店の方から土日だけ駅の近くから無料の送迎バスが出ていることを教えてもらいました。えっ、そんなのあるんですか!?もう推定18年くらい霊園に通ってるけど全然知らなかったよ!(嗚呼、情報弱者...)

 

でもわたしがカレンダー通りの休みになったのってここ2~3年で、それまではシフト制の勤務だったのでお墓参りも平日(しかも早朝)に来ることが基本だったんですよね。そりゃ送迎バスの存在を知らなくて当然だわ...と一人納得しました。

 

そして、乗り込んだ無料送迎バスは海沿いの道路をひたすら走ります。この日は快晴で、海にはサーファーの方が沢山いらっしゃいました。ここはいつも夏の景色ですね。

バスに揺られること約10分。
霊園の中まで連れて行って下さいました。
あとは見慣れた風景の中を歩きます。
中庭みたいなとこ、いつも素敵ですよね。

 

ああ...

 


ここに来るといつも『またここに来れるようにがんばろう』って思えるから不思議。
お墓の飾りの一部(今回だと紅葉とか)は造花になってたけど生のお花も沢山あって安心しました。生のお花は管理が大変だけど...いつもお墓を綺麗にして下さっていることに感謝しつつ、持参したお花を供えて来ました。いつまでも美しくカッコよく、カラフルなお花が似合うhideでいてほしいですからね。

 

とりあえず、わたしの持ってきたお花はここへ。

 

 

沢山のお花を見ながら、三浦花園さんが昨日(土曜日)はいっぱいファンが来てたよ、と言っていたことを思い出しつつ、これから男闘呼組のライブに行ってくるよーと心の中で話し掛けつつ。

 

男闘呼組とhide(HIDE)は生前雑誌で対談するなど、少し交流がありました(最近知った)。この世代のミュージシャンって義理堅いから生きてたらきっと復活ライブ見に行ってたんじゃないかなぁ...とか思ったりしました。そういえば、男闘呼組のオカケンさんが男闘呼組休止後に組んだバンドのメンバーが元になってOBLIVION DUSTが出来たことを最近知って鳥肌が立ちました。OBLIVION DUSTはhideと縁のあるバンドですからね。うわぁ。世間は狭いですね...(震え)。

 

余談ですが、リアルゴールドXがお供えされてて、なんかニヤニヤしました。

 

 

...以上が(1)です。

では(2)について。

 

数年前、大好きなドラマのロケ地に霊園が使われていたので霊園へ行くこと自体がロケ地巡りになってしまうぞ、ということなのですが、実はこの三浦霊園、わたしの大好きなドラマ『刑事7人』シーズン5の最終回の最後のシーンに出てくるのです。

 

放送当時、何気なくドラマを見ていた私ですが、最後に上空から霊園を撮すシーンでバックに海が広がっている光景を見てなんとなく既視感を覚えました。

 

ここ、三浦霊園っぽいなあ...

 

ロケ地は関東でしょうけれど、海が見える霊園なんて沢山あるだろうし、でも、まさか、もしや...と思って録画してたやつを見直してみたらテロップに三浦霊園の文字が!!

 

こんなところでお目にかかれるなんて!!

 

ドラマのレギュラー陣である俳優の塚本高史さんはhideのガチファンなのですが、ロケの合間を縫ってお墓参りされたそうです。当時、ご自分のインスタでそう言ってました(今は削除されてるかもしれませんが)。

 

ちなみにドラマの撮影場所はhideのお墓があるところよりも高い位置と思われます。霊園はめちゃくちゃ広いから特定できなくて、でも他の人の迷惑になるのでウロウロする訳にもいかず『この辺かな~』と想像しながら見上げてみました。

 

ここにあの私服姿の7人が来てたのかぁ~
https://twitter.com/keiji_7nin/status/1174310850347204609?t=Lsw_ryALmS6UMlptlj5HrA&s=19


座長がいるバージョン
https://post.tv-asahi.co.jp/post-96955/


...そう思うと感動もひとしおですね。
シーズン5最終話は全シーズンの中でも特に好きな話なので、そのラストに三浦霊園がロケ地で登場するんだと思うと胸アツですね。

 

普段よく行ってる場所が好きなドラマの好きな回のロケ地で使われてるってなかなか無いことだと思うので、有り難く便乗してロケ地巡り気分に浸ってみました。

 

帰りは送迎バスに間に合わなかったので、普通の有料バスを使いました。霊園を出て10分くらい、のどかな道を歩きます。

道が開けて海が見えるとこ、好きなんです。

 

海がまじで綺麗...

 


このあとバスに乗って三浦海岸駅に戻りました。ひとまず前編はここまでです。

 

後編ではライブのこととかを載せる予定です(載せないかもしれません)。