2024年9月28日(土曜日)、名古屋DIAMOND HALLにて一夜限りのLaputaのライブ「ALL BURST」が開催されます。
Laputaは2004年9月5日に解散し、以降一度も再結成や再演をすることなく今に至るのですが、昨年ボーカルakiちゃんの急逝という非常にショッキングなニュースがあり、それを機に色々と動きがあり、このたび一夜限りの復活ライブ開催となりました。なお、チケットはいわゆる『完全ソールド』の状態で、売上げの一部はご遺族の方へ渡るみたいです(公式サイトより)。
わたしがLaputaのファンになったのは1999年1月1日にリリースされたシングル『Breath』をリアルタイムで聴いたのがキッカケで、それからファンクラブに入り、以降2004年の解散まで途絶えることなくずっとファンでした。
改めて思い返すと、ファンとなってライブに通っていた時期はまあまあ短いのですが、10代終わりから20代頭という非常に多感な時期に熱狂的にハマったということもあり、わたしの中では強い思い入れのある唯一無二のバンドです。
Laputaのメンバーは4人で、解散後もメンバーはそれぞれ音楽活動を続けているということもあり(ギターのKouichi先生は現在バンドをされてない様子ですが)、それゆえ、どうしても頭の片隅に『いつか再結成してくれないかな』という淡い期待、密やかな欲望を捨て切れず、あるいはそれを励みに長年バンギャを続けている自分がいました。しかし、昨年8月29日にakiちゃんが急逝し、その願いは一生叶わないものとなりました。
長年バンドを追いかけていると、色んな『脱退』『解散』『活動休止』を見届け、去る者を見送ったりしました。メンバーの不仲で決裂したり(これはもう本当に最悪すぎた)、他のバンドに引き抜かれて脱退したり、色々ありますけどLaputaは本当に『このメンバーでやりたいことを色々やりきった』という感じで潔く綺麗に解散して(当時はよくakiちゃんが『昇華』という表現を使っていた)、だからこそいつまでもかっこいいバンドとして、私の記憶の中で輝き続けているんですよね勿論今も。
そんなLaputaは『解散後もめっちゃ再結成しそうなのに全然再結成しないバンド』ではあるけど、あんな風に綺麗なかたちで解散したら思い残すこともない...といえばその通りなんだけど、でもSHAZNAやFANATIC◇CRISISも再結成したことだし、Laputaも急に突然再演ライブとかしてくれてもええんやでむしろやって...という想いを毎日少しずつ貯金しながら日々を過ごしていました。
でももう、そんな淡い期待も、密やかな欲望も持つ必要がなくなってしまいました。何故ならakiちゃんがいなくなってしまったからです。
もうLaputaの再結成は叶わない。akiちゃんのいないLaputaなんてあり得ない。
それなのに追悼ライブとして、3人が再び集まり、Laputaとしてステージに立つのは何故なのでしょうか。
それがずっと気になってましたが、それはたぶんメンバー自身もakiちゃんがいなくなったことを受け、ファンと同じように行き場の無い想いを抱えていて、同じ想いを抱えている者同士でakiちゃんを偲び、akiちゃんへの想いを昇華させる...それが今回3人がLaputaとしてステージに立つ意味なのかな、と何となくぼんやりと、そんなことを思いついてしまいました(勝手にわたしがそう思っているだけで真相はわからんよ)。
メンバーとakiちゃんの共通点って『Laputaであること』だから(そらそう)、akiちゃんのことを語るのならLaputaとしてステージに立つのが自然だし、akiちゃんとの思い出をファンと語り合う...ていうのを彼らはバンドマンだからライブを介してそれを行う、音楽で表現する...ってことなのかな。そう思うと自分の中で色々しっくり来たので、そう思うことにします(ライブ見たらまた気持ちが変わるかもしれませんが)。
そんなことを書きつつ、ライブに行く準備全然出来てないんですけどね(えっ)。
名古屋DIAMOND HALLに行くのは解散ツアーで訪れた2004年9月2日ぶりです。あのときはベースの機材トラブルがあって、ちょっとだけライブが中断したんですよね...というのをさっき解散ライブのDVDの2枚目を見返してて、その時の映像が一瞬映っていて急に思い出しました(Junjiが「さっきはごめん」て言うてるやつ)。
再結成はもう二度と叶わない夢となってしまったけど、Laputaのakiちゃんを偲び合う機会に参加できることを感謝しつつ粛々と準備をしようと思います(これを書いてるのは9月28日の朝4時頃なのではよねろ)。
2024年9月28日、無事ALL BURSTできますように。