脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【遠征記録】【ライブレポ】2022年10月16日 男闘呼組 1988 第1章 @東京ガーデンシアター

※(まえがき)2023年5月5日に加筆※

去る2022年10月16日、男闘呼組のライブを見に東京へ行ってきました。

この日のライブは昼夜2回公演で、わたしが見に行ったのは昼の部(15時開演)の方でした。

本当は2022年12月の追加公演が始まる前にUPしたかったのですが、タイミングを逃してしまい今に至ります。このレポを書いたのは2022年10月17日~12月17日昼迄なので(12月17日と18日の大阪城ホール昼公演も見に行ってたのですが、そのライブが始まるまでにはUPしようと思って書いていた)、当時の熱い気持ちが文字化されていて、改めて読み返してみたところ『まだ読めるな』と思いUPすることにしました。曲順とかセトリは詳しく書いてる方が沢山いらっしゃるのでそちらに任せて(他力本願)、あくまでもわたしが見た感想として、記録用に残してます。

わたしはいにしえのバンギャで、アイドル界隈には全く明るくなく、基本バンドのライブが好きでジャンル問わず色んなバンドのライブに足を運んでいましたが、男闘呼組の知識はほぼゼロです(普段からあえて色々調べずに頭真っ白の状態で先入観なしにライブを見に行くことは多いです)。

つまるところ男闘呼組超初心者視点のライブの感想文を載せている、ということになります。往年のファンの方やアイドル界隈に詳しい先輩方から見ると『オマエ何ゆっとんねん!』というツッコミを入れたくなる場面が多々あるかと思われますので先に謝っておきます。ごめんなさい。

ちなみにこの日、ライブに行くまでの時間はhideのお墓参りに行ってました(日課なので)。お墓参りのことは以前書いたので、興味がある人は読んでみて下さいませ↓
https://since202103.hatenadiary.com/entry/2022/10/31/234757

 

では、まえがきが長くなりましたが、以下が2022年に書いたレポです。よろしくどうぞ。

 

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わたしが男闘呼組に興味を持ったのは2022年7月16日にテレビで偶然、復活のライブパフォーマンスを見たのがキッカケでした。

わたしは男闘呼組については名前だけ知っていて、曲もメンバーのこともほぼ知りませんでした。好きなバンド(セクアン)が男闘呼組のファンだということくらいの知識しかなくて『知らない』に等しいレベルでした。

ここ2年くらい、あるキッカケで少年隊の音楽が好きになり、過去の音源や雑誌を買ったりネットに上がってるインタビュー記事を読むなどする中で、少年隊メンバーの東山さんの口から男闘呼組メンバーの岡本健一さん(以下オカケンさん)のお名前が出ることがたびたびあり、そこでオカケンさんのお名前を知っている...という程度でした。あとは、わたしが関西に住んでいるので、大阪の漫才師である『海原やすよ・ともこ』の旦那さんが元男闘呼組メンバーだという認識がある位でした(海原やすよ・ともこさんはほぼずっとテレビに出ているので関西在住で知らない人はいないと思います)。

2022年7月16日はたまたま家に居たということもあり、単純に面白そうな企画だなと思い、軽い気持ちで番組の録画をセットし、四人が演奏する姿をテレビで見たのですが、イントロの演奏シーンの映像から一気に画面に引き込まれました。

演奏や歌がうまいというテクニック的な素晴らしさや、楽曲がいいという面も勿論ありますけど、それよりもバンドとしてのライブ感とかグルーヴ感が素晴らしくて、ほんの数分間見ただけで『あ、これは実際にライブを見に行かないとあかんやつや』と思いました。そして、

なんでこんなにカッコいいバンドが29年間も眠っていたの!?!?

えっ...嘘でしょ...1年間だけの期間限定復活...何で...???ど、どゆこと...???

という感じで、テレビ画面に出てくる情報に呆然としながらも、気付けばネットでオフィシャル情報を検索し、ライブの先行チケットの申し込みをしていました。

わたしはいにしえのバンギャですが、バンギャって雑誌とか口コミとかで気になるバンドが現れたら『とりあえずライブ行こか』ってなる生き物なんですよね。あの感覚が久々に、本当に久々に来ました。

コロナ禍になってライブ参戦から足が遠退き、仕事の関係でライブ参戦も難しくなり、その上『何が何でもどうしてもこのライブに行きたい!』という衝動が生まれないまま気付けば3年が経とうとしてたんですけど(最後にライブ行ったのが2019年11月のBABYMETALですがこんなに長い間ライブに行ってない期間が発生したのはバンギャになってからは人生初です)、バンギャの本能を呼び覚ますキッカケがまさか男闘呼組になるなんて、つい昨日まで何も知らなかったほぼ初見のバンドにこんな感情を抱くなんて、全くの予想外でした。しかも近場ではなく遠征です。東京遠征なんて、以前ブログで書きましたがWaive再演で行った2016年4月3日ぶりですよ。このコロナ禍に家族に内緒で日帰り遠征とかハードル高いしリスクも高すぎます。でも、これは何としても行かないと、と即決したのです。自分でも今回の決断の早さ、迷いの無さにはビックリしました。

そして東京ガーデンシアターまで男闘呼組のライブを見に行ってきたのですが(わたしが行ったのは2日目の昼公演)、もうほんとメンバーが29年ぶりに集まったとか、4人そろってのステージが久々だとか、そんなことを全く感じさせないライブでした。完成度が凄すぎて、圧倒的なパフォーマンスで、でも大人の余裕もあって、なんかいい意味で復活ライブ感がありませんでした。ずっと長年やってるベテラン大御所バンドが新しくできたオシャレで綺麗なホールでライブしてる&ツアーファイナルっぽい特別感が漂ってる&完璧な圧巻のライブパフォーマンスにみんな熱狂してる...という印象でした。変に『お涙頂戴』な演出もなくて、選曲も媚びてなくて(シングル曲は少なくて、ほぼ知らない曲ばかりでした)、自分たちがやりたいと思ったからやってる、という感じがビシバシ伝わってきて『バンドっていいなあ』『バンドってこうあるべきだよなあ』と心底思いました。全ての場面が心に染みると言いますか。

とにかく楽しすぎて、バラード以外は終始ぴょんぴょん跳ねてました(後ろは通路になってて人はいませんでした)。

前日は撮影&拡散OKタイムがありましたが、この日は全国の映画館のライブビューイングが入ってたためかそれはありませんでした。

声出しNGなのに何故かメンバーのMC中に大声で話し掛けてくる人が約1名いてビビりましたが、特にトラブルもなくすんなりとライブは進行し、目に映るもの、耳に入ってくる声や音を夢中になって脳裏に焼き付けました。

なんか、29年ぶりとかそういうことを抜きにしても、いやむしろそういうエピソードを知らなくても、ライブパフォーマンス自体がめちゃくちゃレベルが高くて最高でした。

男闘呼組の音楽がリリースされたのって80年代後半~90年代前半なので懐メロの部類に入ると思うんですけど、楽曲の芯にあるのが洋楽ハードロックだからなのかいわゆるアイドルソングとか懐メロとも違うし、最近話題のシティーポップとも全然違う気がします。どちらかというと今流行りの『昭和の懐メロが好き』っていう人に刺さる音楽ではないような気もします。キーボードでポップさが足されてる感じはありますけど、基本影や憂いがあって、わりと男臭いサウンドといいますか(褒めてます)。これを当時20歳前後のメンバーが演奏してたんだと思うと『渋すぎだろ』て思うんですけど、当時はアイドルとして売られてる彼らが世間からどういう風に写ってたのか(アイドルとして馴染んでたのか、異色のグループとして存在していたのか)めちゃくちゃ気になりますね...当時の映像を検索して見ると、演奏中にカメラ目線でニコニコしてる訳でもないですし、世間的には男版winkみたいな感じに写ってたのかなあ...と思うなどしました。
(当方はギリ昭和生まれなのですが、少年隊のことはテレビで見た記憶がうっすらとありますけど男闘呼組は全く記憶にないんですよね。ちなみに光GENJIは幼稚園の頃すごく流行ってたのでスーパーアイドル全盛期の人気を肌で知ってます。)

でも、そういう楽曲だからこそなのかもしれませんが、今の50代のメンバーが演奏しても『古い曲を演奏してる』っていう感じが全くなくて、昭和リバイバル感もなくて、ただカッコいい人たちが伸び伸びと自分たちがカッコいいと思っている音楽をやっている...という景色にしか見えなくて、素晴らしい絶景が広がってました。(絶景といえば、余談ですけどガーデンシアターは全席ステージが見やすい設計になってる気がしました。席にたどり着くまでは分かり辛いことこの上なし、なのですが。)

今回のライブを通して各メンバーのことで新たに気付いたことを挙げるとすると、高橋さんはMCがうまいな!てことでした。ちなみに男闘呼組さんのマイク事情はと言いますと、主にベースの高橋さんとギターの成田さんがメインボーカルを取って、サイドギターのオカケンさんはたまに歌うけどコーラス参加が多く、キーボードの耕陽さんは基本コーラス参加...という感じでした(ひょっとしたら今回のセトリがそういう曲ばかりだったのかもしれませんが)。高橋さんは演奏中はクールですけどMCのときは洋画のアフレコかな?ていうくらい陽キャラ&超絶ハイテンションで、そのギャップもよかったです。センターに居て、ステージを引っ張ってくれる頼れる兄貴という感じでしたね。安定感がすごい。さすがベーシスト。

成田さんはハスキーな声がとにかくいいです。立ち位置は上手側ですけど、演奏中は演奏に集中する職人スタイルです。対するオカケンさん(ステージ下手側)は成田さんとは真逆で、演奏中はほぼずっとステージを徘徊して終始固定カメラがそれを追いかけてる...というステージングでしたとても素敵でした(この公演はメンバーごとに固定カメラがあって、後ろの四分割されたスクリーンに個人個人の映像が投影されてるのですが、オカケンさんだけめちゃくちゃ動くからちょいちょいカメラに収まってなくてフレームアウトしまくりで微笑ましかったです胸がずっとキュンキュンしました)。

耕陽さんはステージの後ろから三人を見守ってる...という立ち位置でした。三人のことを、頼もしくなったとMCで仰ってました。

あっという間に2時間が終わり、夢見心地でフワフワしたきもちのまま会場を出てたそのとき、今回同行してくださったSNSのフォロワーさん(色々ありがとうございました!)の『ここ、ヒガシの来てた無印だよ』という声でハッと現実に戻りました。そうなのです。ガーデンシアターの近くには少年隊の東山さんが2022年テレビ番組で訪れてパジャマなどを購入していた無印良品の店舗があるのです。まじかよ!なんで今ここで!?と思いつつ帰路を急いでいたので寄り道は出来ませんでしたが、何とか残りの力を振り絞ってお店の入り口の写真だけ撮っておきました(ただのミーハー)。

...という感じで、ドキドキハラハラの日帰り弾丸東京遠征は無事成功しました。今度は関西で見たいな~、と思いながら2ヶ月間余韻に浸ってました。今回の復活は期間限定なので、行ける限り沢山ライブに足を運びたいですね。

以上、ここまで読んで下さってありがとうございました。

 

※余談(以下、2023年5月5日に加筆)※


本当にただの余談なのですが、2022年10月の東京ガーデンシアター公演のライブをJの事務所の所属タレントの方々(K村T哉さんとかI田T真さんとか)もチラホラ見に来ていたことがライブ後に公になり、そこに東山さんの姿がなかったことがちょっと寂しかったんですよね。個人的に。

今回の復活ライブがとても素晴らしかったので、ライブを見て同じ80年代デビュー組として『少年隊もまだまだいけんじゃね?』とか思って欲しかったという下心もありますけど(大きなお世話ですが)、事務所としては異例づくしの、誰しもが大注目の記念すべきライブなのです。普段からオカケンさんとは交流あるはずですし(東山さんの口からちょくちょくオカケンさんの名前は聞くので)来ないという事実が何か引っ掛かるなあ...とぼんやり思ってました(それ以上の深い意味はありません)。

そして2022年12月26日~27日の東京ガーデンシアター公演でも目撃情報はなく、まあ年明けに演出担当してるジャニワあるし忙しいんだろうな...ていうか新型コロナウイルス感染から復帰したばかりだからそんな状況で人のコンサート見に行くとか本人が自粛してそうだよね...でも期間限定だし見て欲しかったな...(誰目線)という悶々とした感情を勝手に抱いてました。ちなみにケンティーの目撃情報はこの頃上がってましたね。

...ですが!!時を経て2023年5月4日の東京ガーデンシアター公演にて東山さんの目撃情報がSNSで散見され、わたしは大満足でもう何も思い残すことはありません...。まあ、よくよく考えれば見に来るだけでも注目されてしまいますし、あえてこの『だいたいの後輩たちはもう見に行ってる』というタイミングで見に行くのがベストかもしれませんねラスボス感がありますね。

すんごく素敵なライブだったので去年抱いていた『ちょっとちょっと!!あなたの後輩グループ29年間活動してなかったとか言ってますけど集まったらドチャクソかっこいいんですけどちょっとどうなってるの??懐メロの再現じゃなくて現在進行形でかっこいいんですけど!!ていうか、期間限定なんですけど見ました??もうすぐ見られなくなるんですよ!!』と無礼を承知で素敵先輩である東山さんに問い合わせてみたかった個人的願望は叶ったので(もちろん植草さんや錦織さんにも見に来てほしかったなあ...という気持ちもありますが。植草さんに関しては去年7月の例のテレビ収録で中居くんと男闘呼組が久しぶりの再会を果たしたとき植草さんの話で盛り上がったと言ってましたし、耕陽さんは退所したばかりの錦織さんに連絡されてましたし。でもみんな忙しいから代表して東山さんが会いに行った...と勝手に思っておきます)、あとは残された男闘呼組の時間をいちファンとして全力で楽しみたいと思います。

※錦織さんと耕陽さんのエピソードの出展はこちらです↓
https://www.entax.news/post/202210042000.html