脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【記録用】DIR EN GREYサブスクチャレンジ【5】(171/298?)

前回からメジャーデビュー後アルバムのことを書いてます。「six Ugly」は実質ミニアルバムですがApple Music さんではEP扱いなので【2】で書いてます。

バンド名の表記は現在のもの(大文字)で統一してます。ご了承下さい。

なんか、もたもたしている間に『PHALARIS』もサブスク解禁してしまいましたね!あ、でもマイペースに更新し続けます...

今回書いてる2枚はいまのところDIRさんのアルバムの個人的ツートップなので、ちょっと文章がハイテンションかもしれませんがご了承下さいませ。


■VULGAR
発売日:2003年9月10日
収録曲( audience KILLER LOOP / THE IIID EMPIRE / INCREASE BLUE / 蝕紅 / 砂上の唄 / RED…[em] / 明日無き幸福、呼笑亡き明日 / MARMALADE CHAINSAW / かすみ / Я TO THE CORE / DRAIN AWAY / NEW AGE CULTURE / OBSCURE / CHILD PREY / AMBER )
全15曲

リリース時わたしは虜を上がってたのですが、色々なご縁があって聴きました。そして「あ、DIRってずっとこういう音楽をやりたかったんだな...」というのがビシバシ伝わってきて、何故か目頭が熱くなったのを今でも思い出します。また、このアルバムを機に再びDIRのライブに通うようになった思い出深いアルバムでもあります。そして今のところ、DIRの中で一番好きなアルバムです(このサブスクチャレンジ中に更新される可能性もありますが)。

冒頭2曲の洋楽意識しまくりのヘヴィーさも、最初は「おいおい...」て思ったけど何度か聴いてるうちに「アリだな」ってなるし、今聴いてもかっこいいなと思うし、特に『THE IIID EMPIRE』はライブだとイントロだけでめちゃくちゃアガります。

V系ならではのキャッチーさや美しいメロディ、速さが命みたいなパンクなアプローチ、露骨なエログロ、叙情的でメロウなサウンド...色んなものがごちゃ混ぜになって「これ本当に同じバンドかよ」感がすごいです。hideのソロもそうですけどわたしの好みの最終形態がそれなので結果的にすごく個人的に刺さるアルバム...ということになってます。

多ジャンルだけど散漫になってなくて、逆に全体の空気がまとまってて「これがDIR EN GREYだ!」と終始ドヤ顔で言ってるようなアルバムです。なので、DIRってどんなバンドですかと聴かれたらこれをまず聴いて下さいって言うと思います(DIRを最近好きになったけどまず何から聴けばいいかと言われたらGAUZEをオススメしますけど、全く何も聴いたことないひとに一番最初に聴かせるならVULGARかなぁ...と思ってます)。


Withering to Death.
発売日:2005年3月9日
収録曲( Merciless Cult / C / 朔-saku- / 孤独に死す、故に孤独。/ 愛しさは腐敗につき / Jesus Christ R'n R / GARBAGE / Machiavellism / dead tree / THE FINAL / Beautiful Dirt / Spilled Milk / 悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 / 鼓動 )
全14曲

「今のところDIRの中で一番好きなアルバム」がVULGARなら、今のところ二番目に好きなアルバムがこちらです。特に1~3曲目の流れが最高で『朔』のあとに聴く『孤独に死す~』、そして『愛しさは~』の清涼飲料水的な爽やかさがたまらんのです。熱湯風呂のあと滝に突き落とされてマイナスイオンに包まれる感じです(そんな経験ないけど)。

VULGARのいいとこ取りな流れを引き継ぎつつ、より激しく攻撃的なアルバム...という印象です。振り返ると、同じ狂気や暴力性でもVULGARはちょっとファンタジー寄りなアプローチでしたが、こちらはリアリティーを感じる狂気であり暴力性かなぁ...と個人的には思います。『朔』のMVで、ふと映る日常的な風景にゾクッとするあの感じです。静かな曲はとことん静かだし、激しい曲はとことん暴れ倒す...というメリハリがある気がします。でも最後の『鼓動』でまるっと納めるのがズルいなあと思いつつ、美しいメロディーも満載なので、1巡目はちょっと胃もたれするかもしれませんが、2巡目は案外サクッと聴けるアルバムですね。