脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【記録用】【2022年6月】購入したCDについて(少年隊 / X JAPAN / UP-BEAT / BAISER / DIR EN GREY / Blüe)

6月も色々買いました。なんか、すごくいい感じの中古屋さんを見つけてしまい、8cmシングルを2枚買ってしまいました。
あと、ずっと欲しかったCDが安く売られててつい買ってしまった、というのも何件かあります。

今回も多いので駆け足で書きます。よろしくどうぞ。

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■ミュージカル PLAYZONE ’89 Again / 少年隊
※帯がないので価格や発売日は分かりませんでした。詳細はWikipedia先生をご覧下さい...
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こちらは1989年に行われた少年隊のミュージカルPLAYZONEシリーズの『Again』のサントラです。『Again』は個人的に、ストーリーは残念だった(ジョーとリュウの関係性しかり、素晴らしい設定を全然生かせてないから何か見ててすごく悔しかった)けど音楽と劇中のダンスシーンとショータイムは最高、という位置付けの作品なのでサントラも自然と名盤になってしまう運命だなって思ってます。そう、音楽はすごくいいんですよ(元々ミュージカルとしてツッコミどころが多いのはプレゾンの通常運転ですが、質の違うツッコミを入れたくなるのが『Again』でしたね...)。音楽が素晴らしいのでずっとサントラ欲しかったのですが基本1万円前後がデフォルトでなかなか手が出なかったんですよね。値が下がるのを待ちつつ、状態のよさげな盤を日々探していたらいい感じのやつが見つかったので今のタイミングで購入した...という感じです(でも帯はなかったというオチ)。

で、肝心のサントラの中身ですが、曲順はもちろん、一曲一曲がすごくクオリティ高くて、通して聴くとベスト盤みたいだなーと思いました。楽曲たちがAgainのストーリーの内容に沿ってるかといえば、そうじゃないのもチラホラある気がするので、『Again』って曲とストーリーを別々に作ってたのかなあと思ってしまいましたが真相はどうなんだろう...(謎)。あと『Again』といえば、東山さんの声にまだ初々しさが残ってるのが個人的にはポイント高いです。のちに大人になった&洗礼された東山さんの声も勿論いいんですけど、この頃の不安定な声もすごくすごくすごーくすきなんですよ!!技術では出せない『よさ』があるんですよそれを個性や魅力と呼ぶこともあるんですよ!!(大声)

個性といえば、ソロ曲もとても三人三様でいい感じにキャラが被ってなくて最高なんですよね。

植草さんのソロ曲『独り祭の夜に』はずっとベースラインの主張が強くてかっこいいけど面白い曲だなあと思いました。バラードの『恋はいつも』も素敵ですね。錦織さんのソロ曲『My Dear ~』はミュージカル全開、『君は不思議』はロック色強めっていう全然違うキャラで攻めてて振り幅すごいなと思いました。東山さんのソロ曲『キッチン』『ダーティーヒーロー』も歌詞のキャラが真逆で面白いですね。プレゾンの“何でもアリ”感がいい意味で全面に出てる気がします。しかし『My Dear ~』も『キッチン』も名曲だけど何故このプレゾンで登場したんだろう...というのが漠然とした疑問です(ストーリーと全然合ってないので。夢のシーンとして出てくるのもだいぶ無理があるけどでもこの時期の彼らに歌わせたのは大正解だったと思うのでこれはこれでいいんですけどね...)。
あとはバリバリ演歌な『Season』も不思議と若い3人の声にハマってるし、『まいったネ 今夜』はシングルよりもしっとりしてる別バージョンで収録されててアダルティーな魅力が溢れてるし、最後『お探しのパラダイス』で爽やかに締めるところもいいですね。本当に聴きどころしかなくて、捨て曲がないです。1アーティストのアルバム作品としてはかなりバラエティーに富んでてクオリティも高いんじゃないでしょうか。でも一番驚いたのは収録曲の8割くらいを宮下先生が作詞作曲してるってことですね...このサントラに関しては3人の表現力も素晴らしいんですけど宮下先生の才能が1番おそろしいかも、て個人的には思ったりしました(『My Dear ~』と『Baby Baby Baby』以外全部宮下先生の作詞作曲ですけどこれって普通にすごくないですか...?どゆこと...?)。あと、ブックレット一番最後のページには『DIRECTOR:鎌田俊哉』と印字されてます。素敵な作品を世に出して下さってありがとうございました当時のスタッフさんたちにも土下座感謝...


■Rusty Nail / X JAPAN
発売日:1994年7月10日
発売元:株式会社イーストウエストジャパン
販売元:株式会社ワーナーミュージックジャパン
定価:1,000円(税抜価格971円)
XからX JAPANに改名後、2枚目にリリースされた8cmシングルですね。
今までしぬほど聴いた曲ですけど短冊のシングルは持ってなかったんですよ。タイトル曲とそのカラオケが入ってるだけなのですが、カラオケバージョンを今回初めて聴きました。裏面にメンバーの写真がちょこっと載ってるのが嬉しいですね。ドラマの主題歌だったらしいです。ジャケットのビジュが美しい(姫だった頃のYOSHIKIさんですよねコレ)。もう体感100億回くらい聴いた曲ですけどイントロのシンセは何度聴いてもドキドキしますね全然音が追えなくてね(CDだとあちこちから音が飛んで来るように聴こえるのよねサブスクだとあまりそれは感じないけど)。これは耳コピとか無理だろって思ったら最近YOSHIKIさんご本人がご自身のYouTubeチャンネルで『どうやって作ったか覚えてない』『再現できない』みたいな発言しててめちゃくちゃ面白かったです。天才...


■REBEL YELL~運命(さだめ)のシナリオ~ / UP-BEAT
発売日:1994年7月21日
定価:930円(税抜価格903円)
ビクターからリリースされた8cmシングルです。まずタイトル曲ですが、イントロのギターがいきなりかっこいい。何なのコレ、と思ったのも束の間、うなるような低音美声で歌が始まりビビりました。サウンドはハードロック寄りなんですけど、男臭くなりすぎてなくてオシャレ。昔聴いたベスト盤(たぶん)の初期の頃の曲だとボーカルさんの声が細い印象だったので(あれはあれでいいのですが)別人みたいだな...と驚きました。今のJ-POPにはあまりない感じの、ハードロック色が強めのサウンドがかっこいいですね。ちなみにサブスクでも聴けます。
2曲目(ていうかカップリング曲)はシンセ音が多めでキラキラしてます。タイトルから察するに、既存曲のバージョン違いっぽいですね。1曲目よりこっちの方がポップな感じがしますね。ライブの中盤でやりそうな曲って感じ。Aメロの低音美声がすごくよき。


■華 / BAISER
発売日:1999年11月10日
発売元:FOR TUNE RECORDS JAPAN
定価:3,150円(税抜価格3,000円) 
色んなV系CDレビューで歴史的名盤と名高い『華』ですが、ようやく定価に近い値段のものを見つけたので買いました!(一時めちゃくちゃ高騰してましたよね...)ずっと聴いてみたかったんですよねサブスクにも無いし。これはメジャーに行ってからのフルアルバムですが、ちゃんとBAISERのアルバムを聴いたのは今回が初めてです。
オリエンタルな旋律のインスト曲から始まり、2曲目に「プリズム」が来るところ、めちゃくちゃテンションぶち上がりますね。「プリズム」はカラオケに行くと必ず歌ってくれるバンギャのお友達がいたので知ってたのですが(実はアニソン)、こうして音源で改めて聴くとメロディアスでポップでキラキラしてて『これ嫌いなバンギャおらんやろ!』て叫びたくなるような、胸が熱くなる名曲です。
3曲目の「毒」は一転してダーク&ハードなサウンドで、でも無理して『こんなことも出来ますよ!』て頑張ってる感じはなくて、BAISERの音楽性の幅広さを実感しますね。そんなこんなでカラフルかつ良質な楽曲たちがこれでもか!と詰め込まれていて、でも飽きることはなく、全体的なバランスもよくて『確かにこれは歴史的名盤だなー』と思うしかなかったです。メンバー全員作曲してますし、多才な方々ですね。

ボーカルの紫(ゆかり)さんの歌い方は少し癖があるので受け入れられない人もいるかもしれませんが、それ以外は本当にメジャー感あふれる内容で、メロディアスなV系がツボな人なら聴いて損はないかな~と思います。
ちなみに本作には隠しトラック(99曲目)がありまして、CD再生したまま放置してると時間を置いて1曲目のインスト曲のオリエンタルなメロディーが聴こえてきます。1曲目はインストだったのですが、ここではボーカルが入ってます。なので1曲目の続きっぽく聴こえるんですけどこの流れ、めちゃかっこいいです。サブスクには再現出来ないこの隠しトラックのシステム、嫌いじゃないですね。


PHALARIS (新譜) / DIR EN GREY
発売日:2022年6月15日
定価:3,740円(税込)
今回購入したのはDVDが付いてないほうの初回生産限定盤です。
いま『サブスクに出てるDirさんの過去音源を全部聴いてから新譜を聴こう』というチャレンジを個人的に勝手にやってまして、まだ過去音源のサブスク全制覇できてないのでこちらのアルバムもまだ聴けてません!!懺悔!!
...ですが、特典CDの『mazohyst of decadence』と『ain’t afraid to die』の再録は聴きましたので、今回はその感想を書きますね。
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まず『mazohyst of decadence』ですけど、原曲よりもゴリゴリしたヘビーで暗い音になってますね。でも割と原型をとどめているのでいわゆるDirさんがやりがちな“再構築”ではなくて本当に“再録”なのかなと思って聴いてましたが...ん...?歌詞が...違う...ような...?(歌詞がブックレットに載ってないので比べられないけどたぶんまあまあ違う気がします曲のテーマはおそらく同じですけど)あと、全体的に楽曲がコンパクトに纏まってて、聴きやすくて、原曲よりもこっちの方が好きかもしれません。ライブではどんな感じにのるのか聴いてみたいですね~!

ain’t afraid to die』は実はDirさんの楽曲の中でもかなり上位で好きな曲なので、今回の再録はすごく楽しみでした。美しくも物悲しいピアノ、感情豊かなボーカル、メロディアスなBメロ...ああ好きだ、たまらん、大好きだ...と何度も床をゴロンゴロンしながら聴きました。ちょっとギターがノイジーすぎる気もしましたが、これはDirさんの楽曲なのでこれぐらいが丁度いいのかも、と思いつつ、はあ、つらい。切ない。名曲だね...
Bメロ美しい楽曲選手権があったら(そんなものはないが)、常に1~2位を争ってるんじゃないかと思ってしまいたくなる1曲です。


月と太陽 / Blüe
定価:1,500円(税込)
大阪のインディーズレーベル『Krise(クライス)』からリリースされたバンド初のCDで4曲入りのシングル(うち1曲はSE)です。発売日は書いてませんけど、たぶん1996年頃。
こちらもV系インディーズの名盤として名高いCDですけど、たまたま綺麗で安いやつ(中古品)を見つけたので買いました。
さすがKriseレーベルのバンドだな、という感じの美メロ&正統派なサウンドで安心感がハンパないですね(わたしの記憶が確かなら、このCDがKriseレーベル第1段CDだったような気がする)。透明感のある歌声が印象的で、インディーズにしては一曲一曲のクオリティが高いです。僕たち来月メジャーデビューしますって言われても『ですよね~!』て思う程度にはバンドとして仕上がってますね。あーこれは名盤ですわ、と納得の一枚。昔は1万円以上したと思うんですけど、ほぼ定価と変わらない値段で買えたのは嬉しいな。大切にしよう...