脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【記録用】少年隊「君だけに」の思い出

2023年12月21日、帝国ホテル大阪で少年隊のメンバーである東山紀之さんのソロディナーショーが開催され、わたしはその場に客として足を運びました。

 

実はこの帝国ホテル大阪には少しだけ少年隊に関する思い出がありまして、それを記録用に書き残しておこうと思います(あまり詳細を書くと身バレするかもしれないので意図的にふわっとした書き方をしているところがありますが予めご了承下さい&拡散せずにこっそり見て楽しんで下さいませ)。

 

今から約20年くらい前、当時学生だったわたしは帝国ホテルの結婚披露宴会場で照明のアルバイトをしていました。入場する新郎新婦やスピーチする人、余興をする人にピンスポットを当てる役を担当していました(カメラマンが動いてる人を追うようにライトを動いてる人に当てる感じになるのですが、当てられる側はかなり熱いらしいです)。

 

事前に立ち位置を確認したり、暗闇から一発で綺麗に照明を当てる練習をしたり(これがまあまあ大変)するのですが、ある日の余興のリハーサルの時に「この曲は最後に歌ってる三人が真ん中に集まって指パッチンで終わるんだけど、その三人の指にだけ光が当たるようにして終わって」みたいなことを上司から言われました。普段は「人が歩いてるときは絶対に顔に光が当たるようにして」と口酸っぱく言われており、顔に光を当てるな、指にだけ光を当てろと言われたのはこれが初めてで「それってどうなん?いけてるの?」と正直思いました。上司いわく「この曲は結婚式の定番曲だから、覚えておいたほうがいいよ」とのこと。へえ、そうなんだ...と思いながらリハーサルを終え、披露宴本番になり、やがて余興の時間が訪れ、曲が始まり、最後は真っ暗な中、三人のフィンガースナップにだけスポットライトを当てて終わったのですが、ライトの大きさを徐々に絞って手が納まる範囲だけに照らしたのですが、その光景がとっても綺麗で「うわー!すごいな!」とバイト中なのに感動してしまいました。それが少年隊の名曲「君だけに」との出会いでした。当時余興の場で色んな曲を聴いたはずなのですが、今でも強烈に覚えている楽曲はこの「君だけに」だけです。

 

当時のわたしはゴリゴリのバンギャでしたが(まあ今もあまり変わりませんが)、その後ライブハウスで照明のバイトをするようになり、聴く音楽のジャンルも広くなり、月日が流れ、いまは照明とは全く関係ない仕事をしていますが、まさか少年隊の音楽を好きになり、帝国ホテル大阪でメンバーのソロディナーショーが開催され、その場に足を運び、本物の「君だけに」を聴く日が来るなんて夢にも思ってませんでしたね...

 

2023年12月21日の帝国ホテル大阪にて、この曲のイントロが流れたときは「ほ、本物だあ...!」てなりましたね。しかも音源ではなく、生演奏で(特に先生のギターソロが素晴らしかったですね)。

 

人生、何が起こるか分かりませんね(しみじみ)。

 

今回のソロディナーショーの「君だけに」はフィンガースナップの演出がなかったので、いつか3人揃ったときは是非フィンガースナップありでお願いしたいですね(心配しなくてもするだろうけど3人が揃えばね)。そのとき、どんな照明になるのかとても気になるので、いつかこの目で見られる日が来ることを勝手に願って、これからも健康&生きていられるようにがんばろうと思いました。

 

以上、何のオチもない思い出話ですが、読んで下さってありがとうございました。

【記録用】とうとう、ついに

2023年12月21日、とうとう、ついに東山さんのディナーショーが開催されます。

 

大阪から始まって、東京でフィナーレを迎える予定です。

 

これが東山さんの、引退前の最後のステージ。

 

どんなメンタルで見たら良いんだろう。

 

本当は純粋にエンタメだけを楽しみたかった。今は「これが最後」というフィルターですべてを見てしまう。本当は「これからだ」って思いたかった。グループのファンクラブが終了して約2年半後、個人ファンクラブが発足し、ディナーショーの開催が発表され、やっと歌って踊る東山さんのステージを見に行ける機会が出来た、このディナーショーを皮切りにこれからもファンの前で歌って踊る東山さんを沢山見に行ける日が来るんだ、と思っていたのに。

 

...でも、よくよく考えたらどんなステージも次があるかどうかなんて分からない。次のスケジュールが決まっていたって、それが本当に実施されるのかは何の保証もない。

 

誰のどんなステージも、いつだって見ている瞬間は「これが最後」なのかもしれないよね...もう二度と来ない瞬間がステージ上では絶えることなく次から次へと繰り広げられているんだよね...と思えば少し心が軽くなりました(今年は本当に色々あったよね...好きなひとたちが亡くなりすぎた)。

 

今まで東山さんが磨き、作り上げ、守り抜いた「東山紀之」というエンタメを最後まで演じ切ってほしい。

 

今のわたしは、そんな気持ちです。

 

 

しかし、この世に「東山さんのディナーショー」が存在する日が来るんだぜ...と思えば、こんなに嬉しいことはありませんよね。

 

とりあえず、今夜は緊張しすぎて眠れそうにありません(はよねろ)。

 

無事、幕が上がりますように。

 

【祝】hide生誕祭(2023.12.13)とHEATHのこと

12月13日はHIDEもといhide(大将のツイートではHideになってるけど)のお誕生日です。

私にとって、この世で一番大切な記念日です。

 

どんなに忙しくても毎年この日はhideのソロ曲を聴いたりケーキを食べたりしてささやかなお祝いをしているのですが、今年はいつもと違うことがあります。それは、HEATHが旅立ってしまったことです。

 

HEATHがX JAPANに加入したのは1993年なのですが、元々HEATHはHIDEと面識があり、関西人のHEATHが上京したのもHIDEに東京来いよって言われたから勢いでベースを担いで家を出て新幹線に乗って東京に来てしまい、来たことを告げたらHIDEはビックリしていた...というエピソードがあるのですが(SHOXXのインタビューで読んだ)、その後XはベーシストであるTAIJIが脱退し、新しいベーシストを一般公募することになり、でもなかなか「これだ!」という人が見つからず、ある日HEATHはHIDEに勧められてオーディションを受け、その後X JAPANに加入することになったのでした(かなりざっくりとした説明ですまん)。

 

1998年にhideが亡くなり、出棺のとき、他のメンバーと棺を持っていた時のHEATHの表情を今でもよく覚えてます(雑誌で見たワンシーン)。

 

それから色々あって2007年にX JAPANは復活(再結成)するのですが、もちろんそこにHEATHの姿もありました。そして、再結成後のHEATHはビジュアルも華々しく、一段と頼もしくなって見えました。

 

そんなHEATHのベースプレイが一番輝いているなあ...と個人的に思った音源はHIDE作曲の「SCARS」という曲でした。途中ベースソロっぽいパートがあるのですが、音がめちゃめちゃかっこいいんですよね!もっとライブでやればいいのになあ...と復活後よく思ってました(残念ながらライブの定番曲ではない)。

 

今年はあっちゃんもHEATHもいるから、あちら側のHIDEの誕生日は盛り上がっているのかな、と思ったりもしつつ。

 

1998年のあの日、HIDE自身がこの世からいなくなったときはどうして?なんで?と頭が混乱して、現実を受け入れられず、これからHIDEが新しく生み出すものがないこの世界で生きていく意味なんてあるのだろうか、何を目標にわたしは生きて行けばいいのか...と途方に暮れたものでした(当時のわたしは高校1年生)。でも今年HEATHが病気で亡くなってしまい、当たり前のことですが、死は誰にでも平等に訪れるものなんだ、HIDEはそれがたまたま早かっただけなんだ...1998年のあのときHIDEが生きていたとしても、いつかは必ず死を迎える日が来るんだ...というのを、HEATHの訃報を聞いた時、まざまざと感じたのでした。

 

「だから何だ」というオチのない話で恐縮なのですが、約25年間わたしの中で曇って滞っていたものが、少し穏やかに流れるようになった気がしました。うまく言えませんが。悲しみは悲しみとして感じているのですが。

 

悲しみとは別のところで動いてる暗い感情の、今まで複雑に絡み合って塊になっていた繊維がほどけて一本一本の糸が分かるようになって、それによって「HIDE自身がこの世からいなくなったこと」を今までよりも受け入れられるようになった...と言いますか。

 

それに気付いたのが何故今のタイミングなのか、何故HEATHの訃報なのか、TAIJIや他のミュージシャン&アーティストの訃報のときは何故感じなかったのかと言えば、わたしの年齢的なものもあるんだと思います(今年わたしは40歳になり日常の中で「死」を今までよりも身近に感じる機会が増えました)。

 

あとは、わたしがHIDEを聴くキッカケになったのがX JAPANというバンドであり、HEATHが同じX JAPANのメンバーだから...というのは大きいなと思います。

 

誕生日に考えることではないのかもしれませんが、今年のHIDEの誕生日には自然とそんなことを考えてしまうのでした。

 

本人がこの世からいなくなっても聴く人がいる限り、本人の残した作品は生き続けるし、いいものは何年経っても色褪せないんだな...というのを、普段ももちろん折に触れては思いますが、誕生日には必ずそれを強く感じます。

 

そしてわたしもファンを名乗る限り、本人の名前を汚さないよう「いいファン」でありたいなあと思うのでした(例えば転売しないとか、何の信憑性もない変な噂を信じて広めないとか)。

 

色々と散文的に書きましたが、今日一番言いたいことをまだ書いてなかったので、最後に書いておきますね。

 

...HIDEもといhideさん、お誕生日おめでとうございます。これからも変わらず、わたしの憧れでいて下さい。

【記録用】2023年11月23日舞台チョコレートドーナツ大千秋楽&Waive大阪公演 ~最後の舞台に挑む二人の推しについて~

...なんだかタイトルが長くなってしまいました。

 

さて、今日は舞台チョコレートドーナツが大千秋楽ですよ。10月8日に東京のパルコ劇場から始まって、今日11月23日(祝)に愛知県Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホールで最終公演を迎えます。13:00から開演です。

 

主演の東山さんは年内でタレント活動を引退する予定なので、これが舞台俳優としての最後のステージになるのだと思われます(現状はね)。引退の理由は所属事務所の社長を継いで(創業者の姪である前社長が社長を辞任したため)、創業者から性被害にあったと訴えている方々の補償業務に専念するため...であり、所属事務所は補償業務を終えたら廃業することを表明しているため、何年先になるのかは分かりませんが、いつかその役目を終えて心身共に元気であり、ご本人がまた表舞台に立ちたいと思って下さり、それに協力&賛同して下さるスタッフがいてくれたら現場に復帰する日も来るのかもしれないな...と思っています。何より「もうタレント業をやりたくないから辞める」ではないので、ファンとしては現役復帰に夢や希望を持ってもいいよね...夢を見たり希望を持ったりするのはファンの自由だからね...そうしないと生きるのが辛いからねファンも人間だからね...と勝手に思ってます。

 

男闘呼組の復活の件もそうだけど(他のバンドでも同じですが)、どんなに周りが復活を望んでスタッフがそれを持ちかけても、当の本人が「やりたくない」と言ったら実現しませんからね復活は。つまり「やりたい」と本人がいつか想ってくれたら、それが実現できる環境が整っていたら、それは夢ではないのかもしれません。

 

だから、いつの日か色んな巡り合わせがあり、タイミングがあえば、またステージに立つ東山さんに会えるのかもしれない...とささやかな淡い期待を持ちながら、明日からも生きていこうと思います。いつ呼ばれてもステージに立てるように筋トレなど日々の鍛練を怠らない東山さんから学べることは、ファンに出来ることはそういうこと(復帰の希望を持ち続けて、いつ復帰しても応援できるようにアンテナを張りつつ自分自信も健康でいること)なのかな...と、勝手に思ってます。

 

で、そんなことを言ってるわたしはアイドルのオタではなくバンギャなのですが、今年はもう一人、わたしにとって大切な推しが人生の大きな決断をしました。その推しとは、Waiveというバンドのリーダーの杉本善徳(すぎもとよしのり)さんで、自身の作ったバンドWaiveの年内復活と2025年の日本武道館公演を以って解散することを同時に発表しました。

 

善徳さんは2005年にWaiveが解散した後、杉本善徳としてソロ活動はしていますが、バンド名義での活動はしていません(ソロ活動のステージは音源を流しているのではなくバンド演奏ですが、CDもライブも善徳さん名義で行っており、CDのジャケットも善徳さんのみが写っており、バンドのメンバーが写ることはないです)。奇跡的にWaiveが再演したあとも、もうバンドはやりたくないと言っており「バンドのギタリスト」としてステージに立つのはWaive以外には無いという趣旨のことも何かのインタビューで読みました。

 

そんな風にWaiveにこだわり、Waiveにとらわれ、Waiveを大切に想ってくれている善徳さんを見て、トラウマレベルの悲惨な解散だっただけに、ファンとして少し救われたような気がしました。

 

で、善徳さんのソロ活動ですが、ソロアルバム2枚目辺りからちょっと音楽的にわたしの好みに合わなくなり、かつ好きだった「攻めてる善徳さん」を感じられなくなったので、少し距離を置いて活動を見守っていました。でもWaiveの再演は必ずライブに足を運ぶようにしていました。

 

そんな善徳さんがWaiveについて、今までに何度かあった一時的な再演ではなく、バンド自体を復活させ、そして2025年に解散させる...という発表を今年ぶちかましました。しかもラストライブの場所は日本武道館ですよ。えっ...ど、どゆこと??いまの動員だと全然埋まらないですよ?ああそっか...また本気でバンドやるってことなんですね...本気で再結成するんだな...守りに入ってない、あの殺気立った、ずっと見たかった「ギラギラした善徳さん」「攻めてる善徳さん」をまた見れるんだ...そしてこれが「バンドのギタリスト」としてステージに立つ善徳さんの最後なんだ...と思うと、嬉しいと悲しいの両方が押し寄せて情緒がぐちゃぐちゃになりました。

 

正直、善徳さんがWaive以外のバンドでギタリストとしてステージに立つ姿も見てみたい...という気持ちもあります(どちらかというと怖いもの見たさで)。でも、Waive以外にバンドをする気はないと言っている善徳さんが、もうWaiveをやるのはこれが最後とうたって再結成をしたのです。

 

つまり2025年の武道館公演が終わればバンドのギタリストとしてステージに立つ善徳さんを見ることはもう出来ないということであり、バンドのギタリストとしてステージに立つのはこれが最後ですよって言ってるのと同じやん...ということに気付いてしまい、ガチでショックだし悲しいのですが、本人が決めたことだし、あとはなるべくライブに足を運んでその勇姿を目に焼き付けるしかないなと思ってます。

 

ソロ活動でセンターに立って歌いながらギター弾いてる善徳さんよりも(ソロもいい曲沢山あるけどね)、Waiveのギタリストとしてステージに立って不機嫌な顔したり殺気飛ばしたりくるくる回ったり田澤くんのハイトーンに絶妙なコーラスを乗せる善徳さんが好きなわたしは......こうして好きな善徳さんの名場面を思い出しているだけでわたしは......思考不能に......

 

そんな今日(11月23日)はWaiveのスーパーボーカリスト田澤くんのお誕生日であり、Waiveの大阪公演でもあります。

梅田クアトロでWaiveを見るのは初めてですが、あそこめちゃくちゃ揺れるので名曲『ガーリッシュマインド』で床の底が抜けないか心配です。

 

では、舞台チョコレートドーナツ大千秋楽の大成功を祈りながら梅田へ行ってきます(レポはのちほど)。

【記録用】無題

本当は11月3~5日に観た舞台『チョコレートドーナツ』大阪公演の感想をUPしようと思っていたのに。

 

その前に、急遽魔界に帰った櫻井敦司さんのことや、10月にLUNA SEAが解禁した名曲『LOVELESS』『G.』のリテイク版のことにも触れようと思っていたのに。

 

11月7日の夜、X JAPANの衝撃的すぎるニュースがネット上に現れて、わたしは思考停止しました(akiちゃんとあっちゃんのときも思考停止しましたけど)。

 

そして、どうやら明日(ていうかもう日付変わって今日だけど)公式発表されるらしいのです。

 

メンバーの心労も気になりますが、バンドは今後はどうなるのか...残された音源はあるのか...というのも正直気になります。

 

どんな発表であれ、受け入れないとね...

と頭では分かっているけど正直こわいです。

 

正直、新しいメンバーを入れて活動するなんて想像できない。

 

だから、もう、これで...

 

 

【記録用】2023年舞台チョコレートドーナツ東京公演千秋楽&大阪公演開幕

2023年10月8日に開幕した東京公演のチョコレートドーナツが、10月31日に無事、千秋楽を迎えました。

 

共演者の方のTwitter(現X)で見たのですが、最終日のカーテンコールが9回もだなんて、そんなの聞いたことないですよね!すごく盛り上がったことが分かりますね。お話がバッドエンドなので、あのカーテンコールがすごく「いい」んですよね...こんな風に三人笑顔でいられる未来もあったんじゃないかって思ってうるうるするんですよね...(初演のカテコを見たときの感想)。

 

2021年の初演の時はコロナの影響で開幕が遅れたので、こうして予定通りの公演を無事すべて行うことができた...というのがすごく嬉しいし、ほっとしました。沢山の方々の感想ツイート(現ポスト)を見てはニヤニヤする日々でした。

 

そして今日、11月3日から大阪公演が開幕します。初演に引き続き、大阪に来てくれるのがまじで嬉しいですね(しみじみ)。

前回は梅田芸術劇場シアタードラマシティでしたが、今回は豊中市立文化芸術センター大ホールです。前回のキャパが898席で今回は1344席なのでキャパが広くなってますね。

 

https://www.toyonaka-hall.jp/event/event-37401/

 

また、気になるグッズですが、トートバッグの新しい色が大阪公演から発売されます。https://twitter.com/parco_choco/status/1719625778554704260?t=iviZ9VIAsobuHgkuW79ZUg&s=19

 

とっても楽しみです。

そしてカンパニーやスタッフの皆様の健康と安全も祈ってます。

東京公演同様、地方公演も盛り上がりますように!

【祝】【記録用】2023年舞台チョコレートドーナツ開幕

2023年10月8日(日)、舞台『チョコレートドーナツ』が東京のPARCO劇場で開幕しました。

 

懐かしの、初演の時のスケジュールがこちら↓
https://stage.parco.jp/program/choco/

初演は2020年12月7日に幕を開ける予定が、開幕直前で関係者の新型コロナウイルス感染が判明して延期し、延期中にもさらに陽性者が出て、12月20日スタートになったんですよね。出演者も2名代役の方に替わることになって、あわただしかったですね。それでもちゃんと仕上げて舞台が無事開幕して...凄くほっとしたのを今でもよく覚えてます。

その時の記事がこちら↓
https://natalie.mu/stage/news/409651

翌日のテレビ番組でもエンタメコーナー的なところで取り上げられたりして、嬉しかったですね。新聞も買いに走りました。この頃って、舞台が中止や延期になることは当たり前で、開幕しただけでも『すげー!できるんだ!?』ていう意見もあれば『今この大変な時にエンタメやるんだ?不要不急じゃね?』みたいな意見もありましたよね...

わたしもチケット2枚取ってましたけど、新型コロナウイルス感染が怖くて(仕事上どうしてもそうなった)、観に行ったのは通路側の席の日だけでした。

そして、当時ポール役の谷原章介さんが、春から朝の情報番組を始めることが発表されたのも、このチョコレートドーナツ開幕中だった気がします。

https://www.sankei.com/article/20210118-LUK6K4GRYJNSTI5DK24ARF7AMU/

平日毎朝情報番組に出るってことは、これからスケジュールが朝の情報番組中心になるだろうし、他の仕事をセーブするだろうし、こうして舞台で谷原さんが見られるのもこれが最後...ていうか見納めなんだろうな、ちゃんと目に焼き付けておかないとな、と思うなどしました。しかしその約2年半後に、主演の東山さんに同じ言葉を掛けることになるなんて、このときの私は夢にも思いませんでした。

そして2020年12月20日に開幕したチョコレートドーナツは30日までを東京で行い、その後長野県(上田)、宮城県(仙台)、大阪(梅田)と全国を回って2021年1月31日の愛知(東海市)で千秋楽を迎えました。

東山さんは日曜日の朝に情報番組をやっていたので、日曜日に地方公演がある日はその地方のテレビ局からリモートで出演されてましたね。

東京公演は半分以上が中止になってしまい残念でしたが、開幕すれば多くの人が観に行ったので連日感想をTwitterで検索してはニヤニヤしながら眺める日々を過ごしてました。

また、舞台が終わってからも、舞台に出演されていた子役の二人を追ったドキュメンタリー番組がNHKで放送され、その内容も大変興味深く、私にとってはとても記憶に残る作品となりました。

それが2020年12月~2021年1月の舞台チョコレートドーナツでした。

そして2023年6月24日、キャストに新たなメンバーを加え、チョコレートドーナツが再演されることが発表されました。
平日朝の情報番組を持つことになった谷原さんのお名前はやっぱりそこにはありませんでしたが、ポール役を岡本圭人さんが演じるということに驚き、そして新たな楽しみが生まれました。

2023年6月2日に東山さん個人のファンクラブが設立したのはこのチケット先行販売のためだったのかな、だとしてもいいことじゃんハマり役だったし、何よりまたあの素敵なルディに会えるのが嬉しい嬉しい...と、そわそわしてました。

......それなのに

まさかの最後の舞台になってしまうなんて。(個人的な本音で言うとそんなことないとは思ってますが、この『引退』という言葉が重すぎて『そんなことないでしょ!』と気軽に言えないし言いたくないのも事実です)

事務所創業者による人権侵害の被害にあわれた方の心のケアはもちろん大事ですし、矢面に立って自社のタレントも守らないといけないし、超初心者なのに失敗は許されない社長業...っていう激重案件を抱えまくりで、とにかく自分そっちのけで他人の生活と向き合う日々を送る中で、自分のメンタルどうやってケアしてんの?と思いましたが(超当たり前のことですが東山さんも1人の人間です家族もいるし感情もありますし未来もあります)、ひょっとしたら今は舞台に立つことで自分を解放してるのかな...て思いました。

そんなん、出てきた瞬間、視界に入った瞬間絶対に泣くやつやんか...命を削る音が聞こえてくるやつやんか...むりすぎる。エンタメにしては重すぎる。でもいま世界は戦争に向かっているし、こうしてエンタメに触れあえることができるっていう事実だけでも尊いことなのかもしれない。私にとっても演者にとっても、劇場は『自由であること』が許される、数少ない聖域なのかもしれないですね...

と、見る前からアレコレ考えては感極まってしんどいです。

でもオタクとは元来しんどい生き物なので、これはあるべき姿というか、通常運転なのかもしれませんね。

ただ『チョコレートドーナツ再演、無事開幕して嬉しいよ!おめでとう!』と言いたかっただけなのですが、めちゃくちゃ駄文になってしまいましたね(すまん)。

とにかく今はカンパニーの皆様が健康&安全なまま無事千秋楽まで完走できることを祈ってます。

そして、わたしもそのうち観に行きます!