脳内ヴィジュアル系

好きなもの(主に音楽)への想いや出来事を、後日見返すための記録用として書いてます。

【祝】【記録用】藤前干潟のキセキ 〜“楽園”とごみの未来〜

テレビ朝日系列24社の番組審議会委員が選考する「第29回 PROGRESS賞」の最優秀賞、優秀賞、奨励賞に選ばれた4作品のうち2作品が2024年1月7日の関東ローカル番組で紹介されたのですが、その中に2023年に東山さんがナビゲーターとして関わった番組がありました。

 

それは名古屋テレビ放送の「藤前干潟のキセキ〜“楽園”とごみの未来〜」という番組で、PROGRESS賞の【奨励賞】を受賞されました。おめでとうございます!

 

https://company.tv-asahi.co.jp/banshin/keiretsuprog29.html

 

https://www.tv-asahi.co.jp/hai/

 

https://www.nagoyatv.com/fujimae_higata/oa/

 

この番組は元々名古屋のメ~テレで2023年3月21日に放送されましたが、全国放送のサンデーLIVE!!内でも2023年5月21日にその取材の一部が取り上げられ、わたしも視聴しました。名古屋市にある藤前干潟を実際に東山さんが訪れ、さらに地元の高校を訪れ、取材した内容が放送されました。

 

調べたところ、3月にメ~テレで放送された際は85分間(CM抜いたら70分間)の番組だったらしいのですが、サンデーLIVE!!で流れたのは10分ちょいだったのでダイジェスト版だったのかな、と思います。ノーカット版を見てみたいですね!全国放送でノーカット版の再放送しませんか...ねえ、しませんか...?(関係者の方々に呼び掛けるオタクの声)。

 

今回はその受賞をお祝いして、サンデーLIVE!!内で放送された番組(録画)を実際に見返し、番組の感想などを書いてみることにしました。

 

 

 

 

 

番組の冒頭では藤前干潟の紹介と、30年前の名古屋ではごみを捨てる際に分別がされておらず、増え続けるごみに対し、新たな処分場を作るべく藤前干潟の埋め立て計画が出ていましたが、市民による反対運動(デモや署名活動)が起こり、それによって埋め立て計画が中止になり干潟が守られたことが語られました。

 

それに対して『潰すのも人間だけど、守っていくのも人間』と述べる東山さんの声が耳に残りましたね。

 

そんな藤前干潟を観察するべく、東山さんは名古屋市野鳥観察館を実際に訪れます。館内には望遠鏡が設置され、藤前干潟およびそこに集う鳥を観察できる場所があるのですが、この日は珍しい鳥(ダイシャクシギ)が干潟に来ていました。番組では他の鳥も映っていましたが、それは普段の日常生活の中では出会うことのない鳥ばかりで、この藤前干潟が実際に多くの渡り鳥たちの中継地点になっていることが映像を通してよく分かりました。

 

そして番組は夜の風景に変わります。

干潟にはアナジャコというなかなか見つけることの出来ない貴重な生き物が住んでおり、干潟の生態系を支える重要な役割を担っているそうです。

 

夜の干潟に上陸するにあたって着替えた東山さんは「藤前干潟を守る会」の梅村さんに案内されながら、調査用の罠にかかった生き物を確認したり、アナジャコ探しに挑戦するのですが、なんと本当にアナジャコの赤ちゃんを見つけてしまいます(後でちゃんと干潟にリリースしてました)。

 

映像を見ながら『アナジャコ、本当にいるんですね~』と関心していると(わたしが)、アナジャコは穴を掘ることで干潟の水を綺麗にしたり干潟の中の保水力を高めている...という梅村さんの解説が流れます。

 

干潟そのものが生き物なんだな...という印象が強く残る中、番組の話題がマイクロプラスチックに移ります。世界的にも問題になっているマイクロプラスチック。わたしはレジ袋有料化のタイミングで知った単語なので何となく「どうやら最近問題になっているらしい」くらいの認識でしたが、干潟に集う鳥たちを見た後にマイクロプラスチックが散乱している海辺の映像を見ると、ことの深刻さがより重く伝わると共に、問題の現実味をより強く感じました。

 

藤前干潟の埋め立て計画が回避され、名古屋市はごみの分別もされるようになりましたが、新たなごみ問題が注目されるようになり、それがマイクロプラスチック問題なのです。

 

マイクロプラスチックは鳥の餌と同じ大きさです。餌と間違えて飲み込んだら、あるいは餌と一緒に口に入ってしまったら、少しずつ体内に蓄積したらどうなるかなんて、容易に想像がつきます。ここでさっきの『潰すのも人間だけど、守っていくのも人間』という言葉を再び思い出しました。

 

このままごみが増え続けるのを当たり前として、どんどん自然を潰して今の生活を続けるという選択肢もあったと思いますが、それで人間は幸せに生きて行けるのかな...と想像してみたところ、あんまり幸せに生きていけないんじゃないかな、と思いました。自然を破壊して自然を無視して人間中心に生きていく世界の先には、人間だけが気持ちよくなろうとする未来には、皮肉にも人間が幸せに暮らしている世界があるとは思えませんでした。それは他者を思いやることの出来ない世界、他者への想像力が欠場した世界だからだと思います。身近にある干潟を自分の生活には関係ない、と言って破壊するような世界では、何でも簡単に「必要ないから」という理由で壊して、やがてそれが当たり前になっていくのでしょう。

 

マイクロプラスチック問題の現状を目の当たりにした東山さんは『戦争なんかしている場合じゃない』とコメントしますが、その言葉には深くうなずく他ありませんでした。そうなんですよ。世界中の人たちが限られた現状の自然の中でどう生き続けるべきなのかを考えたら、戦争なんてしてる時間はないと思うんですよねまじで...(でも自分の利益のことしか考えてない偉い人たちのせいで戦争って起こるんですよね...と思うなどしました)。

 

話は逸れましたが、そう、干潟です干潟(軌道修正)。

 

そんなマイクロプラスチック問題について対策するべく、地元の高校生も清掃活動やごみの調査等によって社会貢献に取り組んでいるとのことで、東山さんがその高校を訪れ、高校生たちの意見を聞く場面があったのですが、最近の高校ってそんな活動もやってるんだ!と大変驚きました。授業の一貫でやってるってことですよね?もしくは部活?どちらにせよすごいですね!わたしが高校生の頃なんて、自分のことしか考えてなかったよ...(猛省)。

 

サンデーLIVE!!で放送された内容は以上でした。ダイジェスト版なので非常に短く、物足りなさもありましたが(ノーカット版も見たい...)内容的にはうまくまとめられていたと感じました。

 

 

さて、番組の視聴を終えて、藤前干潟って今どんな感じなん?と思い気軽な気持ちで公式Twitter(現X)を見てみると、なんとあのヘラサギも来るんですってね!

https://twitter.com/nagoya_yatyou/status/1743155051340910963?t=qvbKJLaX1Rgcg-LuPVsbQg&s=19

 

ヘラサギといえば掛川花鳥園で餌やり体験が出来ることでお馴染みですが、神戸どうぶつ王国にも居るんですよ。ちなみに神戸に居るのは色がピンクのベニヘラサギですが。

 


ベニヘラサギ

https://www.kobe-oukoku.com/friend/detail/19074/

 


クロツラヘラサギ(一覧の中にいます)↓

https://k-hana-tori.com/tori-hana/

 


個人的超偏見で申し訳ないのですが↑の掛川花鳥園の鳥紹介ページにも居るヘビクイワシのビジュアルが、個人的に東山さんに似てるなと思ってます。美しくてスマートかつスタイリッシュでクールな見た目が(完全なる個人の妄想ですので異論は認めます)。

 

そんな、個人的に好きな鳥ことヘラサギもやってくる藤前干潟ですが、これからも人間の手で守り、残していかないといけないですね...と改めて思うなどしました。

 

 

 

~~余談~~

 

ここから先はまじで余談なのですが、東山さんのご家庭のエピソードを知りたくないというファンの方は読まないことをオススメします(このブログの主が勝手に個人的激エモ感情を爆発させているだけなので鳥クラスタの方も読まなくてOKです)。

 

 

夜の藤前干潟でアナジャコ探しに向かう前、着替えて準備の整った東山さんが「Ready?」とナチュラルに呟いて立ち上がるシーンが映るのですが、ここでわたしは大興奮してしまいました。

 

というのも、以前何かの番組で東山さんが、ご自宅で娘さんは普段の会話でも英語を使っていると仰っていました。おそらく「Ready?」と呟いた東山さんの姿、これって素なんだろうな...こんな風に娘さんと接してるんだろうな...と気付いてしまい、プライベートがほぼ見えない東山さんの日常が思わず溢れ出てしまった瞬間に立ち会った気がして、はちゃめちゃにテンション上がって絶叫しそうになるのと同時に、なんだか見てはいけないものを見てしまったような気がしてアワワアワワ...とメンタルが乱気流&右往左往してしんどかったです(まあでも心の中では圧倒的に萌えが勝っていましたね)。

 

録画していたものを改めて見返したのですが、鳥好きとしても、とても興味深い内容であり、このような番組が評価され、そこにナビゲーターとして東山さんが関わっていることが大変誇らしくもありました。

 

いつか、やるべきことをやり終えて、また表に立ってお仕事をする時が来たら、また藤前干潟のその後について、定期的に紹介するようなお仕事をしてほしいな...と思うなどしました。もしくは大阪湾にも同じように鳥たちが集う干潟があるので、そちらも取材に来てはいかがですか...と関係者の方々の脳に直接語りかけるやつ、しばらくやりたいと思います。

 

長くなりましたが、ここまで読んで下さってありがとうございました。